沖縄久高島のイラブー 作品情報
おきなわくだかじまのいらぶー
600年以上前から続いてきた重要な神事・イザイホーで知られる沖縄県久高島。イラブー(エラブウミヘビ)の燻製づくりは、イザイホーを支える大切な要素であった。イラブーはユイムン(神々が人々に与える贈物)と考えられ、王国時代、首里王府に献上されてきた。イラブーの燻製づくりとイザイホーの祭礼は、行われる場所と担う人々が共通し、両者は深く関わっていると考えられる。王国が解体された後もイラブー漁は続けられたが、80年代末に祭祀を支えた最高神女たちが相次いで他界し、イザイホーもイラブーづくりも途絶えてしまった。近年、久高島の人々の努力によりイラブー漁と燻製づくりの伝統は復活を果たした。本作は、1978年暮れのイザイホーとともに記録された、伝統が途切れる以前の様子を伝える歴史的に高い価値を持つイラブーづくりの未公開映像を高画質デジタル化し、2023年秋に存命関係者の証言、10年の断絶を克服したイラブー復活当時の話、イラブーづくりの現況と祭祀復活への努力を4K映像に記録。伝統の技、食、信仰と3つの側面から、親から子へ、先輩から後輩へと伝える伝統継承の大切さを訴え、イザイホーを理解するには必見のドキュメンタリー映画となった。
「沖縄久高島のイラブー」の解説
沖縄県久高島伝統のイラブー(エラブウミヘビ)漁とその燻製づくりのドキュメンタリー。1978年に神事・イザイホーとともに記録された未公開映像を高画質デジタル化。加えて、2023年秋に存命関係者の証言や、イラブーづくりの現況を4K映像で記録した。監督は、「沖縄久高島のイザイホー」の岡田一男、鈴木由紀。ナレーションは草野仁。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2024年8月2日 |
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キャスト | 監督:岡田一男 鈴木由紀 |
配給 | 文化財映像研究会=東京シネマ新社 |
制作国 | 日本(2024) |
上映時間 | 102分 |
文化財映像研究会/東京シネマ新社
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