ロンリーマン 作品情報
ろんりーまん
拳銃男として恐れられているジェイコブ・ウェイド(ジャック・パランス)が14年ぶりに帰ってきた。ジェイコブ帰るの報せに復讐の眼を光らせるのは賭博師キング(ネヴィル・ブランド)とその手下。キングは、かつてモノリスの賭博師ボナンザでジェイコブと射ち合い、危うく一命を落とすところだった。14年ぶりで帰ったジェイコブに町の人々は冷たい眼を向け、亡き妻との間に生れた1人息子ライリー(アンソニー・パーキンス)さえ頑なな反抗心を打ちつけてきた。それというのも、昔レッド・クリフ一帯が旱魃に襲われた時ジェイコブは渇え死寸前の家畜に水をやろうとして柵を破り、阻止しようとした保安官を射殺して町を出てしまった。後に残されたジェイコブの妻とライリーは殺人犯の家族として白眼視され、希望を失った妻は投身自殺を遂げるといういきさつがあった。唯一残されたライリーは一途に父を恨んでいた。ジェイコブは堅気の生活を始めようとした。が土地の顔役の反対にあい、嫌がるライリーの連れ旅に出た。何日か後に2人はモノリスの牧場に到着、ジェイコブが賭博場で知合った女エイダ(エレーヌ・エーキン)の小屋に落着いた。ジェイコブを愛するエイダは喜んで迎えた。この牧場での生活中、ライリーは、父が自分の考えていたような悪人ではないことを知り、その気質を理解するようになった。エイダの口から、ジェイコブが彼女をかばうためモノリスの賭博場でキングを射ったことも知った。やがてライリーは1人前に成長、牧場の方も馬が揃ったのでジェイコブはエイダに結婚を申込んだ。エイダは結婚の支度を整えようとモノリスの町へ行った。が、賭博場でキングに出会い、彼の一味がジェイコブを待構えていることを知った。牧場に帰ったエイダは一味の計画を話し安全な所へ逃げようと勧めたがジェイコブは答えず、単身賭博場に乗り込んだ。決戦はその夜行なわれた。が、若い時代のジェイコブと違って今のジェイコブは衰えた視力をどうすることもできなかった。駈けつけたライリーの助けでキングを倒したが自らも相手の弾丸に倒れた。
「ロンリーマン」の解説
「アマゾンの半魚人」のハリー・エセックスとロバート・スミスの書きおろしシナリオを「覆面の騎士」のヘンリー・レヴィンが監督した西部劇。「八十日間世界一周」のライネル・リンドンが撮影監督、ヴァン・クリーヴが作曲をそれぞれ担当した。主演は「攻撃」のジャック・パランス、「栄光の旅路」のアンソニー・パーキンス、「第十七捕虜収容所」のネヴィル・ブランド、新人エレーヌ・エーキン。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | パラマウント |
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制作国 | アメリカ(1957) |
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