ロング・ライダーズ 作品情報
ろんぐらいだーず
南北戦争直後の混乱したアメリカ。1866年、史上最大の銀行強盗がミズーリ州リバティを襲った。主犯は元南軍カントレル・ゲリラ隊のフランク(ステイシー・キーチ)とその弟でゲリラ隊“プロディ・ビル”アンダースンの隊にいたジェシー(ジェームズ・キーチ)。それに同じくゲリラの一員だったコール・ヤンガー(デイビッド・キャラダイン)、ボブ(ロバート・キャラダイン)、クレル(ランディ・クエイド)とエド(デニス・クエイド)ら弟らだ。一行のリーダーで南部人ということで養父を殺されたジェシーはその強盗の対象を銀行か鉄道会社等に絞っていたため、人々はジェシーを“西部のロビン・フッド”と呼び喝采を送っていた。だが当の被害者たちは、ピンカートン探偵社に探索を依頼し、ここに西部史上最も長い追跡と逃亡の闘争がスタートするのだった。一味は次々に銀行襲撃を重ね、慌てた鉄道会社の要請で探偵社は必死の追跡を開始するが、彼らの巧みな逃亡には手がつけられなかった。一方、ジェシーは、74年4月、カーネィの町で従妹のゼラルダ(サバンナ・スミス)と結婚。その年、兄フランクもアニー(シェルビィ・レベリントン)と結婚した。そしてジムもコール・ヤンガーも恋人をもち、それぞれが青春を燃焼させていた。75年にジェームズ兄弟の生家が探索隊に襲われ、義理の弟が殺され、母親が重傷を負った。この事件で世間の批判は探偵社側に一層集中し、彼らの追跡をより困難にした。しかし、76年、ミネソタ州ノースフィールドに侵入し銀行を襲撃した一味は、町中の銃火を浴び、市中を逃げ回る羽目におちいった。仲間が2人死に、重傷を負ったクレルとエドも息絶えた。ついにヤンガー兄弟も捕えられ、ジェームズ兄弟のみが何処へと逃げ去った。足を洗って故郷で平和な生活を送ろうとミズーリヘ戻ったジェシーとフランクはしかし、運命に見放された。ボブ(ニコラス・ゲスト)とチャーリー(クリストファー・ゲスト)のフォード兄弟が、探偵社のひとりが企んだ策略である甘い口車にのり、ジェシーを後ろから射ち殺したのだ。1人残された兄のフランクはその年に自首するのだった。(ユナイト映画*1時間39分)
「ロング・ライダーズ」の解説
南北戦争直後の西部を舞台に、帰る故郷もなく、無法の荒野に青春を送った若者たちの破天荒な行動を描く西部劇。製作総指揮はジェームズ&ステーシー・キーチ、製作はティム・ジンネマン、監督は「ウォリアーズ」のウォルター・ヒル、脚本はビル・ブライデン、スティーヴン・フィリップ・スミス、ステイシー&ジェームズ・キーチ、撮影はリック・ウェイト、音楽はライ・クーダー、編集はデイビッド・ホールデン、美術はピーター・ロメロが各々担当。出演はデイヴィッド、キース、ロバートのキャラダイン3兄弟、ジェームズとステイシーのキーチ兄弟、デニスとランディのクエイド兄弟、ケヴィン・ブロフィー、ハリー・ケーリー・ジュニア、クリストファー・ゲストなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。テクニカラー、ビスタサイズ。1980年作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1980年8月30日 |
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配給 | ユナイト映画 |
制作国 | アメリカ(1980) |
上映時間 | 100分 |
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