六番目の男 作品情報

ろくばんめのおとこ

アリゾナの奥地で5人の白人旅行者がインディアンに虐殺された。3人の氏名は判ったが残りの2人は不明で、そのほかに逃げのびた男が1人いるという噂もある。ジム(リチャード・ウィドマーク)は氏名不詳の被害者を自分の父と思って現地に急行し、そこでキャリル(ドナ・リード)と逢った。彼女も良人が殺されたのではないかと確かめに来たのである。白人の旅行者が10万ドルの金貨を埋めたという噂を聞いていたジムは、彼女がその金塊を探しに来たものと睨んだ。突然、ジムを狙撃したトム(チャック・ロバースン)も被害者の身内だが、ジムは逆に射ち殺し、その弟ジェフ(ボブ・ウィルク)、トニイ(ヘンリー・モーガン)に狙われる身となった。騎兵隊の将校レークに虐殺当時の模様をたずねたジムは、旅行隊に6人目の男がいたらしいこと、テキサスのダイアモンド・Cの烙印のある馬がいたこと、そして被害者の1人は片腕がない男だったことを知った。待ち伏せたジェフを倒して、自分も手傷をうけたジムは,テキサスに向かう途中キャリルと道づれになった。金貨のことで互いに疑い合いながらも、2人の心は次第に結ばれていった。テキサスに着くとジムはダイアモンド・C牧場のカースン(バートン・マクレーン)に逢い、片腕のない被害者こそ彼の息子だと知った。残る1人はジムの父親か、キャリルの良人にちがいない。その頃、ボニウェル(ジョン・マッキンタイア)という男がこの土地に現われ、暴力で他の牧場をつぎつぎと掠奪していくので、小牧場主たちは結束して彼に挑戦することになった。ジムはボニウェルが幼い頃に別れた父親だと知った、ボニウェルはキャリルの良人が5人目の被害者であり、銀行強盗で奪った10万ドルを持っていたと打ち明けた。ボニウェルは牧夫たちと戦うため、ジムに味方になれといったが、それを断ったジムは父の奸計を牧夫たちに告げようとした、怒ったボニウェルは撃ち合いの末、重傷を負い自分の非をわびて息を引きとった。

「六番目の男」の解説

フランク・グルーバーの原作を、「星のない男」のボーデン・チェイスが脚色した探偵趣味万点の西部劇。監督は「日本人の勲章」のジョン・スタージェス。撮影は「顔役時代」のアーヴィング・グラスバーグ、音楽は「四角いジャングル」のジョセフ・ガーシェンソンが夫々担当した。主な出演者としては,「蜘蛛の巣」のリチャード・ウィドマーク、「ベニイ・グッドマン物語」のドナ・リード、「星のない男」のウィリアム・キャンベル、「暴力には暴力だ」のジョン・マッキンタイアなど。「ベニイ・グッドマン物語」のアーロン・ローゼンバーグ製作。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 ユニヴァーサル
制作国 アメリカ(1955)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:01

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