六頭の黒馬 作品情報
ろくとうのくろうま
ベン・レイン(オーディ・マーフィ)は腕ききのカウボーイだが、メキシコの砂漠で馬を失い仕方なしにとぼとぼと歩いてきた。その時、野馬の群れを見つけたレインは行き止まりの谷に追いこみ、ようやく1頭の牝馬をつかまえた。その時、突然6人の男が現れウィンチェスター銃をつきつけた。彼らはレインを馬泥棒だと言い、即座に縛り首にしようとした。レインの詫びなど聞こうともしない。だが、その中の1人、ジェッシー(ダン・デュリエ)は、レインの真剣な態度に感じて、仲間を裏切り彼の命を救ってくれた。2人は馬を並べて逃げ出した。やがて彼らはペルディドの町へやって来た。そこで牛追いの仕事を見つけるつもりだった。この町で2人は妙な女ケリー(ジョーン・オブライエン)に会った。彼女は何かと2人につきまとう。そのうち、彼女は2人に、サンタ・リタ・デル・コーブレにいる夫に会いに行くのだが、護衛のため同行してくれと頼み込んだ。その頃、例の男たちがこの町へやって来たのを知った2人は、途中兇悪なインディアンの地域があるのを承知で引き受けた。途中、果たして兇悪なコヨテロ族が現れ、銃戦が始まった。その最中、驚いたことにケリーがジェッシーの方へ銃口を向けていた。レインのはからいでその時は事なく済んだが、ジェッシーは自分がケリーに狙われているなど少しも知らない。ケリーの夫は、ある事件で金で雇われたジェッシーに射殺されたのだ。そんなケリーにレインは、過去のことは捨ててモンタナで一緒に暮らそうと愛を打ち明けた。一方ジェッシーは、ケリーとレインの様子がおかしいので警戒しはじめたが、それでも2人の間には奇妙な友情があった。だが、ついに2人は意見のくい違いから撃ち合うことになってしまった。レインの銃でジェッシーは倒れた。ならず者ではあるが情に厚かったジェッシーのために、レインは彼を生前の望みである6頭立ての霊柩馬者にのせて葬ってやった。そして今はすべてを終えたケリーとレインはモンタナへと旅立つのだった。
「六頭の黒馬」の解説
バート・ケネディの脚本を「情無用の拳銃」のハリー・ケラーが演出した西部劇。撮影はモーリー・ガーツマン、音楽はジョセフ・ガーシェンソンが担当。出演者は、「早射ち無宿」のオーディ・マーフィ、「荒野の追跡」のダン・デュリエのほかにジョーン・オブライエン、ジョージ・ウォレスなど。ゴードン・ケイ製作。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | ユニヴァーサル |
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制作国 | アメリカ(1961) |
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