レマゲン鉄橋 作品情報
れまげんてっきょう
第2次大戦も最後の戦いを迎えようとしていた頃、ライン川に残された最後の橋、レマゲンのルーデンドルフ橋めざし、バーンズ陸軍少佐(ブラッドフォード・ディルマン)指揮のアメリカ第27装甲歩兵大隊が進んでいた。この作戦は、第9装甲師団長シナー准将(E・G・マーシャル)が、デント中佐(フリッツ・フォード)に命じたものだった。大敵を前に小隊が組織された。小隊長はバーンズを軽蔑しているハートマン中尉(ジョージ・シーガル)、以下パティソン中尉(トム・ヒートン)、グレブス伍長(ボー・ホプキンス)、ジェリコ伍長(マット・クラーク)、それに盗癖のあるアンジェロ軍曹(ベン・ギャザラ)などであった。一方、ドイツ側はこれを迎え撃つべくブロック将軍(ピーター・バン・アイク)がクルーガー少佐(ロバート・ヴォーン)を派遣、橋の爆破を命じた。レマゲンへ向かう途中、指揮官が倒れ、ハートマンが指揮を代理することとなったアメリカ軍は作戦を変更。ハートマンとアンジェロたちはドイツが仕掛けた爆薬を取り外し始めた。ドイツ軍は東岸の鉄道トンネルから砲撃をしてきた。あいつぐ攻防でジェリコとスラベクが殺され、アンジェロは激流にのまれた。やがて戦局の不利をさとったクルーガーは、増援を求めに本部へ戻ったが、そこでナチ親衛隊に捕縛されてしまった。橋での戦いに勝利したアメリカ軍は、最後の突撃を試みた。しかし、ドイツ軍の残された兵士達は白旗をかかげてトンネルの中から出てきた。その中には、以外にもアンジェロの姿があった。涙と笑いでくしゃくしゃになった顔をして抱き合う、ハートマンとアンジェロ。その頃、クルーガーはブロック将軍とともに死の宣告をうけていた。(ユナイト配給*1時間57分)
「レマゲン鉄橋」の解説
ライン河に残された最後の橋“レマゲン鉄橋”をはさみ、5万のドイツ兵に戦いを挑んだ、アメリカ歩兵大隊の凄絶なアクションを描いた戦争映画。監督は「野良犬の罠」のジョン・ギラーミン。オリジナル脚本はセオドラ・ストラウス、「コマンド戦略」のウィリアム・ロバーツ、「クロスボー作戦」のレイ・リグビーの3人が執筆。撮影はスタンリー・コツテッツ、編集はウィリアム・カートライト、特殊効果はローガン・フラジー、技術顧問はセシル・E・ロバーツ中佐がそれぞれ担当。製作はデイビッド・L・ウォルパー。出演は「名誉と栄光のためでなく」のジョージ・シーガル、「0011ナポレオン・ソロ」シリーズのロバート・ヴォーン、「生きる情熱」のベン・ギャザラ、その他ブラッドフォード・ディルマン、E・G・マーシャル、ピーター・バン・アイク、マット・クラーク、フリッツ・フォード、トム・ヒートン、ボー・ホプキンスなど。デラックスカラー、パナビジョン。1968年作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1970年3月21日 |
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配給 | ユナイト |
制作国 | アメリカ(1968) |
上映時間 | 117分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-02-25
この映画「レマゲン鉄橋」は、レマゲンの鉄橋をはさんで、5万のドイツ軍に対抗した、アメリカ歩兵部隊の凄絶な戦いぶりを描いたアクション映画だ。
この橋は、ライン河にかかるもので、第二次世界大戦中、アメリカ軍がドイツ軍の破壊による撤退作戦から、見事に守り抜いた唯一の橋なのだ。
劇中、戦闘によって、街が破壊されていくシーンの迫力は圧巻。
この破壊される街は、チェコスロバキアの実際の街で、その地下に炭坑が発見されたために、取り壊すことになっていたものだと言われている。
まさしく、本当の本物の魅力が、画面に圧倒的な迫力で滲みでている。