P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-07-03
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
さらに、ポリス・アクションには欠かすことのできない銃器の数々も、お馴染みの44マグナムからレミントン、果てはあの「タクシー・ドライバー」で強烈な印象を残した、服の袖口から飛び出すスプリング・メカ付きのハイスタンダード・デリンジャーまで、ウォルター・ヒル監督の銃に対するこだわり方は相変わらず凄い。
そして物語は、モスクワ市警きってのスゴ腕刑事ダンコーが、半年前に彼の友人を殺害し、国外逃亡した米ソを股にかける麻薬組織の大物ロスタビリを引き取るため、彼はシカゴに赴くことになる。
身元の引き取りは無事に終わるかに見えたが、変装した組織の一団に襲われ、ロスタビリを連れ去られてしまう。そこで、ダンコーは、シカゴ警察のハミ出し刑事リジックと一緒に追跡を始めるのだった。
そして、雨に濡れたアスファルト道路(ウォルター・ヒルと言えばコレ)での2台の装甲バスによる迫力のバス・チェイスをクライマックスにして、犯人を追いつめて行くのである-----と、この映画は文句なしに「面白い!」と言える映画になるはずだった。
ところが、この「レッドブル」は、観る側の期待の大きさに充分応えてくれるほどには楽しめなかったと言わざるを得ない。 そして、肝心のアクション・シーンも新味に欠けて、スピード感もあまりなかったのが残念だ。