P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2025-04-20
父の残した絵を盗もうとして、捕まった謎の女。彼女を弁護するのは、若く美しい女性弁護士。検察側は、将来を約束された少壮検事補。
謎の女性が盗もうとした絵は、彼女が8歳の誕生日に、父が贈ってくれたもの。
しかし、その夜、大火に包まれて父は死んだ。しかも、その絵は焼けた事になって、巨額の保険金がおりていた。
更に、彼女は殺人の容疑をかけられてしまう。この謎の女を演じるのは、ダリル・ハンナ。
本当の事を言っているのか、嘘を言っているのか、正体不明のあたりが、ぴったりのキャスティングですね。
若く美しい女弁護士を演じるのが、デブラ・ウィンガー。「愛と追憶の日々」で、母に先立ち世を去ったあの女優。
そして、少壮の検事補を演じるのが、我らがロバート・レッドフォードという豪華な出演陣。
危機一髪のスリルあり、カーアクションありのスタントあり。事件はもつれて、絡み合って、意外な真犯人が登場する。
監督は「ゴーストバスターズ」のアイヴァン・ライトマン。
娯楽性豊かな映像感覚をニューヨークのマンハッタンの濡れた舗道にきらめかせて、レッドフォード、ウィンガーと共に華のあるスター演技。
それにしても、裁判を見事に娯楽映画の素材に使って見せるアメリカ映画。
いかに、日本と裁判のシステムが違うからといって、やっぱりこれは凄いアメリカ映画のパワーだと思いますね。