四つの願い 作品情報
よっつのねがい
今世紀初頭のアイルランド。領主から農園を預かるダービー・オギール(アルバート・シャープ)は寄る年波で仕事がつらくなった。そこで後任の若者マイケル(ショーン・コネリー)が領主により任命された。娘ケティ(ジャネット・マンロー)が悲しむだろうと思うと、ダービーはたまらなかった。ある夜、兎の密猟者を見張りに野に出たダービは、馬を追ううちに古井戸に落ちた。そこはいつもダービーがおとぎ話でみんなに聞かせていたレプリコーン(小人の妖精)たちの国だった。ダービーは小人の王の所に連れていかれた。王様は彼をもう地上に帰さないと言った。が、ダービーは小人たちが彼の弾くヴァイオリンに浮かれ、狐狩りに出かけた留守に逃げ出した。怒った王様は夜になるとダービーの家に現れた。ダービーは酒を飲ませて王様を朝まで引き留めた。そこで王様は神通力を失い、彼のとりことなってしまった。釈放を条件に王様はダービーに3つの願いをかなえてやると言った。小人がかなえる願いは4つ願うとフイになるのを知っているダービーは、適当な願いを思いつくまで王様を袋に入れて背負って歩いた。第1の願いは、袋の中に王様が入ってもらうという契約で失われた。第2の願いは、袋の中身を疑われたダービーのために、王様が兎の姿でみんなの前に現れることで、消えた。そのうち自分の国が心配になった王様はケティとマイケルに恋をさせて自分の釈放を早めようとした。だが、この時はじめて父が農園管理人の任を解かれたのを知ったケティは、怒ってマイケルとけんかしてしまった。いよいよ第3の願いをかけようとしたダービーが、袋を開けると中には本物の兎が入っていた。家出してしまったケティを探しに山に行ったダービーとマイケルは、冷たくなった彼女を発見した。死神が彼女を迎えにきた。ダービーは、彼女が生き返るよう小人の王様に願った。しかし権限外だと願いは退けられた。せめて死神の馬車の馭者になることを願ったダービーの願いはやっとかなえられた。そして、そんな彼を見た王様は、ダービーが第4の願いをするようにしむけた。今までの願いはご破算になり、ケティは生き返った。
「四つの願い」の解説
ウォルト・ディズニーがスコットランドの伝説をもとにして書かれたH・T・カヴァノーの原作「ダービー・オギール物語」を映画化したお伽ドラマ。脚色はローレンス・E・ワトキン。監督は「黄色い老犬」のロバート・スティブンスン。撮影をウィントン・C・ホック、音楽をオリヴァー・ウォーレスが担当している。出演するのは「山の上の第三の男」のジャネット・マンロー、新人ショーン・コネリー、「ブリガドーン」のアルバート・シャープら。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | 日本RKO |
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制作国 | アメリカ(1959) |
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