みな殺しの西部 作品情報

みなごろしのせいぶ

保安官モーグ(トニー・ヤング)は拳銃の名手だが、恋人エリー(マデリン・ルー)との結婚を明日にひかえ、拳銃をすててこの町を去り、平和な生活に入るのを楽しみにしていた。が、そんなとき、孤児だった彼を、今日迄育ててくれた、恩人ジョシュアの息子ギルが町にやってきた。ギルは父の代理で牧夫たちとともに牛を追ってやってきたのだ。わがままに育てられたギルは、牛の売買のことから牧夫頭バート(ダン・デュリエ)と言い争い、手下の牧夫を喧嘩のすえ、射殺してしまった。かけつけたモーグは、職務上やむを得ず射殺した。自責の念にかられたモーグは、結婚式を延期し、ジョシュアのもとに、息子ギルを射殺したいきさつを報告にいった。激怒したジョシュアは、モーグを撃とうとしたが、居合せた医師サムがそれをとめた。そんなときバートが帰ってきた。バートは、ジョシュアの後妻ケイト(ジョー・モロー)と共謀してジョシュアのモーグに対する怒りをかきたてた。狂ったジョシュアは、医師サムに命じて、モーグの右手首を切らせた。さらにバートは、ジョシュアの留守中に、ケイトとともに金を盗み出し、牛の群れを連れて逃げだした。牧場に帰ったジョシュアはバートと、妻ケイトに裏切られたことを知り、後を追った。ジョシュアの身を案じるモーグも続いた。途中ジョシュアは、バートに見すてられ、インディアンのために惨殺されたケイトを発見し、怒りにふるえてバートに迫った。しかしかえってバートのためにジョシュアは殺された。医師サムの機転で手首の筋を切らずにすんだモーグは、バートを一瞬のもとに撃ちたおした。拳銃を投げすてたモーグはしっかりとエリーを抱きしめた。

「みな殺しの西部」の解説

チャールズ・W・アーウィンのストーリーを、彼とロバート・クレイトン・ウィリアムスが脚色、「地獄の対決」のR・G・スプリングスティーンが演出した西部劇。撮影はエリス・W・カーター、音楽はアーヴィング・ガーツが担当した。製作はゴードン・ケイ。出演は、TV「ララミー牧場」のトニー・ヤング、「おかしな、おかしな、おかしな世界」のマドリン・リュー、TV「サンセット77」のジョー・モロー、ダン・デュリエほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 ユニヴァーサル
制作国 アメリカ(1963)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:01

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