ベルリンは夜 作品情報

べるりんはよる

1939年、ドイツ軍はポーランド進撃を開始し、第二次世界大戦が始まった。ドイツの伯爵夫人ニナ・フォン・ハルダー(ジャクリーン・ビセット)は、貴族としての富と地位をもっていながら、自由な生き方を望む活動的な女性だ。ヒトラーの勢力に属することはなく、獣医学を学んでいた。街の中を自転車で走っていたある日、彼女は、ドイツ兵に殴られているユダヤ人の老人を見た。そこに通りかかった30代半ばの男性と共にドイツ兵を撃退、彼女の勇気にその男性は驚きの表情を見せた。後に友人のパーティで偶然にその男性とめぐり会ったニナは、その男性がフリッツ・フリートランダー(ユルゲン・プロホノフ)という名の詩人で、しかもユダヤ人であることを知った。2人はたちまち恋に陥った。2人はフリッツの母(アイリーン・ワース)の家で密かに会うが、母は反対した。しかし、ニナがフリッツを本当に愛しているのを知り2人を許すようになる。ユダヤ人に対する迫害は日に日に激しくなりフリッツ母子もドイツを離れなくてはならなくなる。以前から地下組織で働いていたニナは、ますます熱心に身を捧げていたが、やがてフリッツの子供を身ごもる。安全なうちにドイツを去るようにニナにすすめられるが、フリッツは、故国への愛、ニナヘの愛から拒絶する。ヒトラーに支配された危険なベルリンで、ニナは全てを賭けてフリッツを自分のアパートにかくまった。2人の子供は爆撃を受けて病院で死んでしまった。やがて2人は空襲で家族と生き別れになった女の子をひきとり、3人で暮らすようになる。いくたびか、家の中を捜索され、フリッツが発見されそうになるが、そのたびにニナの涙ぐましい努力で危機を逸れた。そして、やっと、戦争が終り、遂に、ニナとフリッツは、自由を獲得する時がくるのだった。

「ベルリンは夜」の解説

第二次大戦を舞台にドイツ伯爵夫人とユダヤ人の情熱的な恋を描く。製作はマーク・フォーステイター、エグゼクティヴ・プロデューサーはジェラルド・アイゼンバーグ。監督は「レディ・バニッシュ 暗号を歌う女」のアンソニー・ペイジ。原作・脚本はレオナード・グロス、撮影はウォルフガング・トリュウ、音楽はタンジェリン・ドリームが担当。出演はジャクリーン・ビセット、ユルゲン・プロポノフなど。アメリカの有線テレビHBOのために製作されたテレフィーチャー。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1986年8月1日
配給 東北新社
制作国 アメリカ(1985)

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「ベルリンは夜」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:04:02

広告を非表示にするには