ビッグトレイル(1965) 作品情報
びっぐとれいる
1867年。デンバー市の酒は底をつき、市議会がもたれた。知恵袋「おけ」( ドナルド・プレザンス)は市全部の酒場経営者が酒を注文し、40台の駅馬車で輸送することを提案、町一番の実業家ウォリンガム(ブライアン・キース)が隊長になって、買いつけをやった。このニュースをつかんだ地方新聞記者が、禁酒主義同盟のリーダー、コーラ(リー・レミック)に知らせた。また、スー族も酋長の「五つ樽」、「せむし足」、「青空ボウヤ」らがこのニュースに興味を示した。その頃、ゲアハート大佐(バート・ランカスター)はラッセル砦で砲声をきいた。その砲声、実は留守隊のスレーター大尉(ジム・ハットン)が、コーラの崇拝者であり、大尉の恋人ルイズ(パメラ・ティフィン)に頼みこまれてブッ放したもの。大佐はすぐさま砦の警備を固めると同時にスレーターに酒輸送隊の警護を命じた。禁酒同盟女性軍も輸送隊阻止のためコーラを先頭に出発した。大佐はこの女性軍援護のため馬を走らせた。さらに呑兵衛義勇軍も援護に。インデアンの襲撃を機に、各隊入り乱れてものすごい砂煙。モノすごい戦闘が展開された。が驚いたことに怪我人もでなかった。大佐はスー族とのゴタゴタを避けるために会見を申しいれた。が、「せむし足」が女性10人を人質に、酒と交換しようという。交換式。支配人のコーラがインデアンに渡す酒馬車の馬の尻をピンで突いたから大変。狂気の如く暴走する馬車の中で、シャンペンは次々と爆発、慌てたインデアンはガブ呑みをはじめた。騎兵隊側もインデアンが暴動を起こしたと早合点、インデアン戦法で勝負を決めた。一方「お助け」は、女性軍が残りの酒を到着させないんだろうと考え、流砂地帯を越えたら彼しか知らない道を通ってなんとか持ち帰れると計算し、密かに流砂の場所に目印をつけておいた。ところが、女性軍の一人がこれを目撃、目印をつけかえたから大変、酒は全部、流砂の中に没してしまった。
「ビッグトレイル(1965)」の解説
ビル・ガリックの歴史小説を「旅路」のジョン・ゲイが脚色、「大脱走」のジョン・スタージェスが監督・製作した西部アクション。撮影は「ベン・ハー(1959)」のロバート・サーティース、音楽は「大脱走」のエルマー・バーンスタインが担当した。出演は「大列車作戦」のバート・ランカスター、「ハイウェイ」のリー・レミック、「ダンディー少佐」のジム・ハットン、「ステート・フェア(1962)」のパメラ・ティフィン、「偉大な生涯の物語」のドナルド・プレザンス、ほかにブライアン・キース、マーティン・ランドー、トム・スターンなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | ユナイテッド・アーチスツ |
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制作国 | アメリカ(1965) |
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