P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-07-22
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
悪霊の化身の如く、闇の中で襲い続け、殺し続ける。
女性たちが悲鳴を上げて助けを求めても、ハロウィンの夜なので、みんな悪戯だと思ってしまう。
夾雑物を一切排除し、ストレートに、スリルを味わわせるのが、この映画のポイントだ。
クライマックス。死んだと思った殺人鬼は、何度も立ち上がる。
そして、最後は、弾を五発も体に受けて、それでも姿を消してしまう。
脚本・監督・音楽を、一手に引き受けているジョン・カーペンターは、南カリフォルニア大学出身の若手監督だった。
この殺人鬼、実は現代人の精神の深奥に潜んでいる、悪の部分の象徴なのではないだろうか。
犯人の心理を語らない、恐怖づくりの裏側に、そんなジョン・カーペンター監督の真意を思ってしまう。
殺人鬼が最後に狙う女性。扮しているのが、ジェイミー・リー・カーチス。
あの「サイコ」のジャネット・リーと「お熱いのがお好き」のトニー・カーチスの娘ですね。