P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-05-14
この映画「ハリーの災難」は、ひとつの死体をめぐって、独特のおかしさを醸し出す、アルフレッド・ヒッチコック監督ならではのブラックコメディの傑作だ。
舞台は紅葉が美しい田園風景が広がるバーモントの村。
子供が男の死体を発見する。死体=ハリーの災難の始まり。
誤って猟銃で撃ったと思う、船長と呼ばれる老人、ハリーに襲われた時に、ハイヒールで殴ったためと思う中年の女性など、ハリーの死因は、自分のせいだと思い込み、死体をあちこちに動かす場面が、実に面白い。
この映画は、シャーリー・マクレーンの映画デビュー作としても、興味深い作品だ。