2300年未来への旅 作品情報
にせんさんびゃくねんみらいへのたび
時、2274年。大気汚染の結果、人々は巨大なドーム都市に住んでいる。そこでは人口制御のため、人間は30歳になると死ぬ事になってる。世代の交代は早く、人々は外世界すら忘れていた。ローガン(マイケル・ヨーク)は26歳、死を拒否する逃亡者を追うサンドマンだ。同僚のフランシス(リチャード・ジョーダン)と共に30歳の人々を消す再生の儀式を見にいくが、その日デート回路を通しジェシカ(ジェニー・アガター)を知る。翌日、本部に行った彼は、前日に殺(け)した逃亡者の所持品アンクというペンダントを持ってた事から、都市を取り仕切るコンピューター〈マザー〉に、逃亡者組織の探入を命じられる。それと同時に彼の命も逃亡者となりきるためけずられてしまう。だがそれを任務後返してくれるとの保障はない。ローガンはジェシカがアンクを持っていたのを思い出し、彼女を訪ね、自分も逃亡したいと告げるが彼女と仲間は信じない。その時、ローガンに逃亡者の連絡が入り、彼がその逃亡者を逃がしてやると、ジェシカも信用し、フランシスに追われつつ、2人はドームの外へ。そこには緑の大地があった。2人は旅を続け、廃墟のワシントンを発見、そこには1人の老人(ピーター・ユスチノフ)が住んでいた。そこでローガンとジェシカは、人間は30歳以上はおろか90歳までも生きられる事を知る。やがてフランシスが追ってくるが、遂に彼を殺してしまったローガンは、ドームへ戻って真実を暴く決心をする。地下水路を通ってドームの中へ。2人は真実を人々にうったえ、ついに〈マザー〉に光線銃を向けそれを破壊する。やがて都市はくずれ、人々は外にいた老人を見、ひげにさわってみたりする。ローガンもジェシカも来た。今こそ自由なのだ。(CIC配給1時間55分)
「2300年未来への旅」の解説
30歳になれば命を断たねばならない遠い未来のドーム都市からの脱出行を描くSF。第49回アカデミー特別視覚効果賞受賞。製作はソール・デイヴィッド、監督は「ドグ・サベージの大冒険」のマイケル・アンダーソン、脚本はデイヴィッド・ツェラグ・グッドマン、原作はウィリアム・F・ノーランとジョージ・クレイトン・ジョンソン(角川書店刊)、撮影はアーネスト・ラズロ、特撮デザインはL・B・アボット、音楽はジェリー・ゴールドスミスが各々担当。出演はマイケル・ヨーク、リチャード・ジョーダン、ジェニー・アガター、ピーター・ユスチノフなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。メトロカラー、70ミリ。1976年作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1977年4月16日 |
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配給 | CIC |
制作国 | アメリカ(1976) |
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