ニューヨーク1997 作品情報

にゅーよーくいちきゅうきゅうなな

1997年のアメリカ。世の中は文明に犯され、町には暴力が氾濫し、かつては世界の若者の憧れの地であったニューヨークは、今や巨大な監獄と化していた。そこには全米の囚人300万人が放たれ、それぞれサイケ調の服に身を包み、夢も希望もない刹那的な生活を送っていた。マンハッタン島の周囲は高い壁が巡らされ、全ての川には電流が流れ、常に上空をヘリコプターが旋回し、自由の女神像はリバティーアイランド・セキュリティー・コントロールと呼ばれる監視塔となっていた。そこには刑務所長ボブ(リー・バン・クリーフ)ら職員が勤務していた。ある夜、大統領(ドナルド・プレザンス)専用機が、過激派にハイジャックされ、マンハッタンのど真中に不時着した。監獄きっての悪人デューク(アイザック・ヘイズ)を首領とするストリートギャングジプシーズはチャンスとばかり、大統領を捕虜とし、米政府に対し、囚人全員の釈放を叩きつけた。それに対し政府が打ちたてた手段は、犯罪の帝王といわれるスネーク(カート・ラッセル)を大統領救出の任にあて、彼の頚にニトログリセリンを打ちこみ、24時間以内に大統領を救出しない場合は炸裂するという苛酷な仕掛けをうちたてた。グライダーでマンハッタン入りしたスネークは、いたる所でストリートギャングたちの襲撃にあうが、やっとジプシーズのアジトに辿りつき、マジソン・スクエア・ガーデンのリングで大男とデスマッチを行なうことになる。その大男を倒し、さらに囚人キャビー(アーネスト・ボーグナイン)、ブレイン(ハリー・ディーン・スタントン)、その情婦マギー(エイドリアン・バーボー)らの協力を得て、見事大統領を救出したスネークは、今度はマンハッタンからの脱出を試みた。しかし最後の壁に挑んだ時、デュークが現われた。時間は刻々とせまるが死闘の結果デュークを倒し、壁をのりこえるスネーク。ニトログリセリンの危機を乗り越え、任務を終えたスネークに、ボブは、また新たな仕事を依頼するが、スネークは、あっさりと断わるのだった。(日本ヘラルド映画配給*1時間39分)

「ニューヨーク1997」の解説

1997年、バイオレンスが世にはびこり巨大な監獄と化したニューヨークを舞台に囚人の捕虜となった大統領救出の任を受けた犯罪人が見事任務を果たすまでを描くSFアクション映画。製作はデブラ・ヒルとラリー・フランコ、監督・音楽は「ザ・フォッグ」のジョン・カーペンター、脚本はカーぺンターとニック・キャッスル、撮影はディーン・カンディが各々担当。出演はカート・ラッセル、ドナルド・プレザンス、アイザック・ヘイズ、リー・バン・クリーフ、アーネスト・ボーグナイン、ハリー・ディーン・スタントン、エイドリアン・バーボー、シーズン・ヒューブリーなど。日本語版監修は岡枝慎二。イーストマンカラー、パナビジョン。1981年作品。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1981年5月23日
配給 日本ヘラルド
制作国 アメリカ(1981)
上映時間 99分

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最終更新日:2024-11-22 02:00:04

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