どてっ腹に穴をあけろ 作品情報
どてっぱらにあなをあけろ
エリオット・ネス(ロバート・スタック)は財務省禁酒検査官だ。1929年のある夜、アル・カポネの本拠カフェ・モンマルトルを急襲したが失敗した。事前に情報が警察官からもれたのだ。カポネはシカゴのギャングとの縄張争いで不利になり、フィラデルフィアの警察に自首して刑務所に入り、ホトボリをさますことにした。その服役中、フランクとトニーの子分が指揮をとり、カポネのシンジケートはゆるぎもしなかった。ネスは7人の敏腕局員を選んで特別班をつくり、ギャングに挑戦した。シカゴの小密造酒工場を襲い、さらに大物の動かす大工場を襲った。が、鋼鉄の大ドアを破ったときには、1人の従業員も残っていなかった。ネスは特殊な装甲車を準備し、数週間で7つの大工場を襲い、破壊することができた。30年3月、カポネが出獄してきた。彼はギャングの総力でネスら特別検査官と闘うと宣言した。まずネスの仕掛けた電話盗聴設備を総て破壊し、つぎにネスの許婚ベティ(パット・クローリー)を殺し屋に襲わせ、ネスを強迫した。また車上のネスを射ってその部下を殺した。ネスはその葬式にギャングから押収したトラックをつらね、命がけでカポネの部屋の下をデモったのだ。一般市民たちも立ち上がり、次々に情報を送ってきた。31年7月、ついにネスはカポネを脱税容疑で起訴した。5万6000ドルの罰金と11年の体刑の有罪判決が言い渡された。投獄手続きに1年近くかかったが、カポネはアルカトラス刑務所に送り込まれた。ギャングの町シカゴから悪は追放されたのだ。
「どてっ腹に穴をあけろ」の解説
禁酒法時代のシカゴを背景にし、アル・カポネに挑戦した禁酒検査官を描くアクション・ドラマ。エリオット・ネスとオスカー・フラリーの原作をポール・モナシュが脚色した。監督はフィル・カールソン。撮影はチャールズ・ストローマー、音楽はウィルバー・ハッチ。出演は「風と共に散る」などのロバート・スタック、バーバラ・ニコルズのほか、キーナン・ウィン、ネビル・ブランドら。製作クイン・マーティン。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | 東宝=中央映画 |
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制作国 | アメリカ(1959) |
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