手錠の男 作品情報
てじょうのおとこ
南北戦争に敗れた南軍将兵の中には“南軍くずれ”として無法の徒と化したものが多くいた。とりわけカントレル襲撃隊には目にあまるものがあった。その追撃を命じられたアンドリュース大尉(バスター・クラブ)がやっとのことで一味の殆んどを逮捕した。クリント(オーディ・マーフィ)はかつて一味の指揮をとったことがあるとして、20年の刑を宣告された。逮捕を免れたブラディ(マイケル・ダンテ)と、モンタナは新しい襲撃隊を作り、アリゾナを荒した。アンドリュースはクリントたちに交換条件を出した。一味逮捕に協力するなら自由を与える、と。その任務は襲撃隊に加わり、情報をつかむことだった。そのためアンドリュースはクリントたちが脱走したという噂を広めた。クリントらはモンタナの一味に加わった。クリントは彼らとメキシコへ逃げるつもりだった。が、警備隊になっていた彼の弟、ダニー(レイ・ストリックリン)が彼の目の前で一味に殺されたとき、心は変わった。ある朝金輸送隊を襲撃することを知ったクリントは仲間のウィリーに報告に行くよう命じた。が、ウィリーは秘密を嗅ぎ出された。クリントはシラを切ってその場を逃れたが、ウィリーの方は殺された。一行が集落を後にした直後、クリントが味方であると本能的に信じたヤキ族はクリントとともに襲撃隊の後を追った。ヤキ族はかつて襲撃隊にひどいめにあっていた。襲撃隊はアンドリュースたちの防戦も空しく金を奪ってメキシコへ向かって逃走した。クリントはアンドリュースと警備隊を案内して追跡を開始した。追いついたとき、すでに戦いは始まっていた。ヤキ族が襲いかかっていたのだ。警備隊の到着で壮烈な戦いが展開され、ついに襲撃隊は全滅した。ヤキ族にも平和が蘇えり、クリントも無事任務を果たし、自由を得たのだった。
「手錠の男」の解説
フランク・グルーバー、リチャード・スカイヤーの共同ストーリーを、アレックス・ゴットリーブとメアリー・ウィラード・ウィリンガムが共同で脚色、新鋭ウィリアム・ウィットニーが監督した西部劇。撮影はジャック・マルクェ、音楽はリチャード・ラサールが担当した。出演は「テキサスから来た男」のオーディ・マーフィ、マイケル・ダンテ、ベン・クーパー、バスター・クラブ、グロリア・タルボット、レイ・ストリックリン、ジョージ・キーマス、フレッド・クローンなど。製作は「クイック・ガン」のグラント・ワイトック。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | コロムビア映画 |
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制作国 | アメリカ(1965) |
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