テキサスから来た男 作品情報
てきさすからきたおとこ
1879年、ニュー・メキシコ州リンカン市は治安が乱れ、ジェイムスン及びケイン(アルバート・デッカー)一派とハーパー一派が対立していた。その年の7月11日ケインとジェイムスンが町に流れてきたビリー(アーディ・マーフィ)と町の店で話しているとき、ハーパー側の保安官代理ミニンジャーがケインを逮捕に来たが、ビリーの鮮やかなピストル捌きにあって引き下がった。その時ケインの妻アイリーン(ゲイル・ストーム)が里から帰ってきた。アイリーンを見てビリーは惹かれた。ジェイムスンの牧場で、ビリーは、7年程前コロラドで母の悪口を言った者を殺して以来放浪していることを打ち明けた。ジェイムスンは彼を更正させようと腰の拳銃を外させた。あるとき、ミニンジャーたち6名が酔っぱらってジェイムスンを射殺し、ビリーは恩人の仇を討つべく再び銃をとった。ケインはミニンジャー一味討伐隊を作り、ビリーも参加して山家に隠れたミニンジャーを捕らえたが、護送中逃げられてしまった。ウォレス知事は騒ぎを鎮めるため新たにパット・ギャレットを保安官に任命した。ケインは自分の所業をビリーになすりつけようとして懸賞金を出した。ミニンジャーらによって遂にビリーは捕らえられ、牢に死刑を待つ身となったが、獄中ケインの裏切りを知って憤り、牢番を撃って脱獄し、ミニンジャーも殺して山中に逃れた。仲間を集めたビリーはケインの家を襲って逆に討伐隊に包囲された。ケインはビリーを撃とうとしてビリーの仲間に殺された。未亡人となったアイリーンに対するビリーの恋心を察したギャレット保安官は、故郷へ帰る彼女の後を追ってフォート・サムナーに行き、町の知人の家でアイリーンが弾くピアノに、窓外でひそかに聞き入っているビリーを発見した。声をかけられてふり返る間もなくビリーはギャレットに倒され、21人の人命を奪ったビリー・ザ・キッドは21年の短い生涯を閉じた。
「テキサスから来た男」の解説
ポール・ショートが1949年に製作したビリー・ザ・キッドの伝記的西部劇。「荒野の三悪人」のロバート・ハーディ・アンドリュースのストーリーをアンドリュースとカール・カムが脚色、「魔境のターザン」のカート・ニューマンが監督にあたった。撮影はチャールズ・ヴァン・エンジャー、音楽はミルトン・シュウォーツウォルドの担当。主演は「シエラ」のオーディ・マーフィと「拳銃無情」のゲイル・ストームで、以下「殺人者(1946)」のアルバート・デッカー、「陽の当る場所」ののシェパード・ストラドウィック、ウィル・ギア「ウィンチェスター銃'73」、ウィリアム・タルマンらが出演する。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | ユニヴァーサル日本支社 |
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制作国 | アメリカ(1949) |
上映時間 | 78分 |
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