弾丸を噛め 感想・レビュー 2件
だんがんをかめ
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P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-05-21
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
途中で心臓が悪いベン・ジョンソンが死んだりするが、危機感よりゲームとしての興味が主体で、キャンディス・バーゲンが囚人を脱走させるために参加していたというトリック的な趣向も盛り込まれている。
血気にはやり威張りちらしていた若者ジャン・マイケル・ヴィンセントが、砂漠で馬に無理させ、死なせてしまい、ジーン・ハックマンにどやされてから、急にイエス・サーというような態度になるのも微笑ましい。
この砂漠やゴールにさしかかる場面の、真っ白に塩を噴き出した馬の描写には、感心させられた。
そして、ジーン・ハックマンが、馬をいたわるのを見たジェームズ・コバーンが、追い越せるのにわざと一緒にゴールに入るラストは、定石とわかっていても、実に後味がいい。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-05-21
リチャード・ブルックス監督の「弾丸を噛め」は、ジーン・ハックマン、ジェームズ・コバーン、キャンディス・バーゲンと、なかなか賑やかな顔ぶれのウエスタン・アドベンチャーだ。
カリフォルニア方面からコロラド方面に向かってのレースの話で、時は1908年、主催がデンバーの新聞社だから、当時の時点での西部への懐古趣味を盛った企画だったと想像される。
イギリスからイアン・バネンが参加するなど、国際的な顔ぶれの8人が、それぞれ自慢の馬に乗って、約1週間のレースを続ける。
そして、その間の数々の冒険と出場者たちの人間関係が描かれていく。
コースに沿って鉄道が走っているらしく、主催者は列車におさまって競争の進行状況をチェックし、落伍者は収容する。
だから、人里離れた救出不可能な荒野での冒険という切迫感がわかない。