大魔境突破 作品情報
だいまきょうとっぱ
メリディアン航空の大型ジェット旅客機が、100数10人の乗客を乗せてマイアミ空港を離陸した。乗客の中には、アメリカの冒険小説家バーストウ(ピーター・グレイヴス)、歌手のパットン(ジョビー・ベイカー)、サンチェス警部が護送する凶悪殺人犯リベラ(フェルナンド・ラマス)などが乗っていた。小説家のバーストウは、彼の姉がその夫の宣教師ウェザリー博士(アルフレッド・ライダー)とともに2年前、ベネズエラのジャングルで行方不明になったのを捜しに行くところだった。ジェット機が南米の上空にさしかかった頃、ハリケーンに襲われた。老練なコクラン機長(リチャード・イーガン)は、巨大な旅客機を巧みにあやつって、名も知れぬ渓谷に不時着した。乗員は無事で、一同は仮避難所を作って落着き、無線士は故障した無線機の修理に没頭した。数日が過ぎた。無線の修理ができず、SOSの発信はできなかった。食糧も残り少なくなり、避難者たちの不安と恐怖が爆発しそうになってきていた。その間、バーストウはあちこち附近を探し廻り、巨大な瀑布を発見していた。その滝は、姉夫婦の所在の手がかりとして持って来た、地図の瀑布によく似ていた。ある晩、リベラは、サンチェス警部を殺害して逃げ出そうとした。だが、コクラン機長がリベラを射殺した。この事件を契機として、バーストウは瀑布を頼りにウェザリー博士の居場所をつきとめ、博士の援助を頼む外はないと、一同に話した。皆は反対したが、バーストウはきかなかった。女セールスマンのリタ(ロイス・ネットルトン)が彼を支持し同行することになった。3日後に2人はある集落を発見した。そこにはウェザリー博士がいたが、姉はすでに死亡していた。2人は博士から歓待をうけたが、博士の挙動に不審の点が多かった。しかし、そのなぞはすぐとけた。博士は原住民の邪教の教祖となり、妻を殺し、凶悪な集落の民を率い他の集落を襲い、白い悪魔として原住民たちに恐れられていたのだ。その魔手は2人にまでのびた。バーストウは博士を投槍で殺し、リタと共に逃れた。大瀑布のところまで来た時、2人は捜索隊に発見された。無線が直って捜索隊が遭難機のところまで来ていたのだった。
「大魔境突破」の解説
リチャード・ニールとラリー・マーカス共同のストーリーから、脚色をリチャード・ニールとロウエル・バリントンの2人が担当、監督には、テレビ出身のジョセフ・レイテスが当たっている。撮影をウォルター・ストレンジ、音楽をスタンリー・ウィルソンが担当している。出演者は、「ポリアンナ」のリチャード・イーガン、「テキサス」のピーター・グレイヴス、ジョビー・ベイカー、ジュリー・アダムス、フェルナンド・ラマスほか。製作はハリー・テートルマン。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:ジョセフ・レイテス
原作:リチャード・ニール ラリー・マーカス 出演:リチャード・イーガン ピーター・グレイヴス ジョビー・ベイカー ロイス・ネットルトン ハリー・ガーディノ ジュリー・アダムス フェルナンド・ラマス アルフレッド・ライダー カレン・シャープ バーバラ・ウェール |
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配給 | ユニヴァーサル映画 |
制作国 | アメリカ(1966) |
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