逮捕命令 作品情報

たいほめいれい

独立祭を迎えたシルヴァ・ロード市はお祭気分にひたっていた。ダン・バラード(ジョン・ペイン)は、資産家エヴァンスの娘ローズ(リザベス・スコット)と結婚式をあげようとしていた。そこへ、連邦保安官と称するマッカーティ(ダン・デュリエ)と3人の部下がのりこんできて、ダンを殺人罪で逮捕するといい出した。2年前、ディスカヴァリー市でダンがマッカーティの弟から2万ドルを賭博でまきあげ、背後から射殺したというのだ。市民たちはこの4人を市から追出そうと騒ぎ出したが、ダンは確かに正当防衛で彼の弟を殺したことを認めた。こうなると市民の一部にもダンを疑うものが出はじめた。ダンは2時間の猶予をもとめてディスカヴァリー市の保安官と通信連絡して事を確かめようとした。しかし電信線は切断されて不通だった。ダンはかねて顔なじみの酒場女ドリーに助けをもとめた。ドリーの手引きでダンはマッカーティの部下の1人ジョンソンの口から、マッカーティが偽保安官であることを聞き出した。ところが血気にはやった市民たちが納屋で会っていたダンとジョンソンのところへ押しかけた。先頭にたったマッカーティはジョンソンを射殺し、次に事情をさとられた警吏を殺して、格闘のすえ拳銃をダンに奪われた。その時、戸を破った市民たちが入ってきて、誤解した彼等はいまやすべてダンの敵にまわってしまった。ドリーの部屋にひとまずかくれたダンは、教会に逃げこんだが、マッカーティによって鐘楼に追いつめられて、弾丸尽きて素手で彼と対した。マッカーティは引金をひいた。しかし鐘にあたった弾丸は、はねかえってマッカーティ自身を倒した。そこに電信がやっと通じて、マッカーティが偽保安官で、おたずね者であることが判明した。市民たちも今はダンに対しての誤解を改めた。

「逮捕命令」の解説

「対決の一瞬」のアラン・ドワン監督が作った西部劇。脚本を「地獄の道連れ」のカレン・デ・ウォルフが執筆、撮影は「対決の一瞬」のジョン・アルトンが担当している。音楽ルイス・フォーブス。出演するのは「対決の一瞬」のジョン・ペイン、「さまよう青春」のリザベス・スコット、「夜の道」のダン・デュリエ、新人ドロレス・モラン、ハリー・ケイリー・ジュニア、アラン・ヘール・ジュニア等。製作ベネディクト・ボジャース。テクニカラー・RKOスコープ。1955年作品。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 RKOラジオ映画
制作国 アメリカ(1955)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:04

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