セカンド・チャンス(1983) 作品情報
せかんどちゃんす
売れない品物ばかりを考案し続ける発明家の卵のザック・メロン(ジョン・トラヴォルタ)は、借金を夜の6時までに返却するよう悪質金融業者にせまられる。思案にくれた末、ザックは変装して銀行強盗を決行、出納係のデビー(オリビア・ニュートン=ジョソ)に1万5千ドルを紙袋に詰めるよう要求した。命じられるままデビーは紙袋を渡す。家に帰り紙袋をあけたザックは青くなった。なんと中身は紙切れだけ、金はデビーにかすめ取られたのだった。借金取りに追われ、ザックは車に飛び乗って逃げるが、彼らの執拗な追跡にあい車から振り落とされる。なんという運命のいたずら、ザックは、銀行と彼を騙し心浮かれて外出していたデビーの上に落ちたのだった。実はこの惨事は、天国から2人を見守っていた神のいたずらであった。堕落しきった人間世界を粛清しようとする神に、人間の愛を復活させることを条件に1週間の猶予を与えられたチャーリー(チャールズ・ダーニング)らの天使たちは、時間を逆回転し、ザックとデビーを生き返らせ、2人の行動で、それを証明させようとする。事故の直前まで時は逆のぼった。ザックはデビーが通う演劇学校を探しあて脅迫、波ケが持っていたー万5千ドルの残金8千6百ドルを受け取る。そんな2人は、いつしか互いに心ひかれ合い、デートを重ねる。恋にうつつをぬかしていたデビーは、女優として狙っていた大役の最終オーディションのチャンスを失ってしまう。その上、チャーリーと仲たがいしている天国からきた悪魔の化身ビアズリー(オリヴァー・リード)の密告により、2人は銀行強盗事件の容疑者として逮捕された。警官のたくみな誘導尋問に乗せられ、デビーが大金を奪ったと自白するザック。一方、デビーは彼の愛を信じて黙否し続けた。チャーリーの力で2人は無罪となるが、デビーはザックを信じられなくなっていた。そんな折、強盗にデビーが連れ去られた。彼女を人質にした強盗を遠まきに眺めるだけの警官隊の中からザックが抜け出し、犯人と屋上で格闘。強盗は墜落して死ぬが、彼が放った銃弾はザックの胸に命中、息絶えた。デビーはザックを抱きかかえたまま、泣き叫び続ける。そんな2人の深い愛に心うたれた神は、ザックの命を甦えらせるのだった。(フォックス配給*一時間二八分)
「セカンド・チャンス(1983)」の解説
銀行強盗に押し入った発明家の卵の青年が、その銀行の女子行員に恋する姿を描くラヴ・ストーリー。製作はロジャー・M・ロススタインとジョー・ワイザン、監督・脚本は「ふたりだけの微笑」などの脚本を手掛け、この映画で監督デビューを飾ったジョン・ハーツフェルド、撮影はフレッド・コーネカンプ、音楽編曲はパトリック・ウィリアムス、美術はスペンサー・デヴァーレルが担当。出演は「グリース」以来5年ぶりに顔を合わせたジョン・トラヴォルタとオリヴィア・ニュートン・ジョンの他、チャールズ・ダーニング、オリヴァー・リード、ベアトリス・ストレイト、スキャットマン・クロザースなど。日本版字幕は戸田奈津子。デラックスカラー、ビスタサイズ。1983年作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1984年6月9日 |
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配給 | 20世紀フォックス |
制作国 | アメリカ(1983) |
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