西部の掠奪者 作品情報
せいぶのりゃくだつしゃ
南北戦争後の西部。騎兵隊のジョン・ドラム少佐(ロッド・キャメロン)は、無法者のウィット・レイシイ(フォレスト・タッカー)を逮捕すべくダコタのデットウッドに乗り込んで来た。ドラムは町の保安官としめしあわせ、自ら無頼漢に扮し、悪名を高めるように謀った。彼が山中でインディアンに襲撃されたとき、救ってくれたのは意外にもレイシイだった。ドラムはレイシイと殴り合いの末破れ、レイシイの仲間に入るようすすめられ、ドラムはこれを受けた。町の酒場にいるレイシイの情婦ジュリー(エイドリアン・ブース)は保安官に目をつけられ、レイシイと会えない状態だったが、ドラムが彼女と結婚する芝居をうって保安官をだまし、彼女をレイシイの許に連れてくることになった。ドラムは、酒場でジュリーとともに働く踊り子リン(イローナ・マッセイ)から愛されていた。ドラムは一味に加わって祕かに調査をはじめたが、彼の前身を洩らしたものがあったため、レイシイを相棒とともに逮捕する破目となった。ドラムが2人を騎兵隊の砦へ連行する途中、インディアン来襲の報をうけ、近くの基地に待避した。そこへインディアンが大挙来襲したので、ドラムはレイシイにも拳銃をもたせた。レイシイは頗る勇敢に行動し、ドラムが危地におち入ったときには進んで救出に当った。日没とともにインディアンは一時後退し、夜更けになって一族をあげて総攻撃して来た。レイシイらは1軒家にふみ止まり、ドラムがジュリーとともに基地へ戻ってからも、相棒と2人で奮戦したが、力及ばず殺された。そこへ騎兵隊から援軍が到着し、インディアンは敗走した。傷ついたジュリーも死に、ドラムはリンと新生活に入るべく、テキサスに向かった。
「西部の掠奪者」の解説
「闘う沿岸警備隊」のジョセフ・ケインが、1948年に製作・監督した西部活劇。ジェームズ・エドワード・グラント(「硫黄島の砂」)のオリジナル・ストーリイを、ジェラルド・ジェラティ(「テキサス警備隊」)とジェラルド・ドレイソン・アダムス(「拳銃無情」)が脚色した。撮影のジャック・マータ、作曲のR・デイル・バッツは「闘う沿岸警備隊」と同じスタッフ。出演者は「曠野の追撃」のロッド・キャメロン、エイドリアン・ブース、フォレスト・タッカーに、「永遠の調べ」のイローナ・マッセイ、「ジャバへの順風」のグラント・ウィザースら。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | リパブリック日本支社=NCC |
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制作国 | アメリカ(1948) |
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