スペース・パイレーツ 作品情報
すぺーすぱいれーつ
惑星間戦争のはるかのち、銀河はかわききっていた。水が最も貴重なものとなり、ミソラ星のテンプラー人がその強力な軍事力にものをいわせて残り少ない水を管理することによって近隣の星を支配していた。このテンプラー帝国に唯一戦いを挑む者たちがいた。ジェースン(ロバート・ユーリック)を頭とする宇宙海賊の面々である。ジェースン、相棒のロスコー(マイケル・D・ロバーツ)、女海賊メイダ(アンジェリカ・ヒューストン)やロボット戦士たちが、テンプラーの貨物船を襲撃。ジェースンは眠れる美女カリーナ姫(メアリー・クロスビー)に心を奪われ、彼女を榎ってくる。だが、ゾーン率いるテンプラーの戦艦につかまり、ジェースンとロスコーは捕虜としてミソラ星に連行される。同じ檻に入れられていた大男キルジョイの話によれば、囚人は僧侶を除いて全員去勢され、奴隷にされるという。キルジョイは僧服を着て、まんまと去勢をまぬがれる。ジェースンとロスコーはあわや去勢されんという時、カリーナに救われる。カリーナの父ヴァスコ伯爵は、氷が豊富にあるという伝説の第7世界を探しに行き消息を絶っていた。彼女は2人に父の行方を探す手伝いをさせようというのである。ジェースン、ロスコー、カリーナ、彼女の乳母、そして新たに仲間となったキルジョイらは、ミンラ星からの脱出に成功。だが、これはテンプラーの最高司令官の筋書き通りの行動であった。彼らはカリーナたちを泳がせて第7世界への道をさぐり、それを我が物にしようと企んでいたのだ。本拠地ザゴラにもどったジェースンは、ニブスという男から、ヴァスコ伯がたしかに第7世界を発見したこと、伯はプレイルー星にさらわれていったことを聞き出す。一行はプレイルー星へ行き、そこでヴァスコ伯そっくりのロボットと対面する。がっかりするカリーナ。しかし、思いがけぬ収穫があった。姫の父の像が出現し、第7世界への道を教示してくれたのだ。姫と海賊たちはタイム・ワープして第7世界へ。ちょっとでも進入角度がずれると、宇宙の迷子になってしまう。背後からテンプラー艦が迫って来た。海賊船あやうし! だが、テンプラー艦は角度がずれて、姿を消してしまった。やがて、氷のいっぱいある第7世界が見えてきた。(MGM/UA=CIC配給*一時間三四分)
「スペース・パイレーツ」の解説
水資源が欠乏している宇宙世界で、新たな水源を探し求める海賊たちの行動を描くSFコメディ。製作はジョン・フォアマン。監督は「アドベンチャーファミリー」(76)のスチュアート・ラフィル。スタンフォード・シャーマンの書いた脚本をラフィルが手直ししながら使用。撮影はマシュー・F・レオネッティ、音楽はブルース・ブロートン、特殊効果はマックス・W・アンダーソンが担当している。出演はロバート・ユーリック、メアリー・クロスビー、マイケル・D・ロバーツ、アンジェリカ・ヒューストンなど゜日本版字幕は菊地浩司。メトロカラー、ビスタサイズ。1984年作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1984年5月26日 |
---|---|
配給 | MGM/UA=CIC |
制作国 | アメリカ(1984) |
上映時間 | 94分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「スペース・パイレーツ」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。