デューン 砂の惑星(1984) 作品情報
でゅーんすなのわくせい
人類が恒星間帝国を築きあげた遥か未来。人類文明は大王皇帝、恒星間輸送を独占する宇宙協会、惑星領土をもつ大公家連合の三勢力に分裂していた。皇帝シャッダム4世(ホセ・フェラー)は、従弟にあたる公爵レト・アトレイデス(ユルゲン・プロホノフ)に砂丘(デューン)として知られる砂漠の惑星アラキスを新たな土地として与えた。アラキスは、不老不死の薬物メランジの唯一の産出星であり、莫大な富をもたらす惑星であった。しかし皇帝は、アトレイデス家の仇敵ハルコネン家と結びつき、大公家のあいだで人気のあるレトを、なんとか失脚させようと企んでいた。アラキスに着いたアトレイデス公爵家は、医師ユエ(ディーン・ストックウェル)の裏切りとハルコネン家が皇帝から借りた怖るべきサルダウカー軍団による襲撃に合う。ハルコネン男爵(ケネス・マクミラン)に捕えられた公爵は自害し、息子ポール(カイル・マクラクラン)と公爵の妾妃でポールの母、ジェシカ(フランセスカ・アニス)は、かろうじて砂漠へと逃げのびた。2人は惑星アラキスの原住民であるフレーメンの集団に紛れ込む。フレーメンは驚くべき戦闘能力を持っていた。この勢力を結集すれば、ハルコネン家打倒も夢ではない。フレーメンの一員になるべく努めたポールは、やがて生命の水によって、未来を透視する能力をもつようになる。ジェシカが所属している宗教結社ベネ・ゲセリットが待ち望んでいた救世主は、まさにポールだったのだ。砂漠に住む巨大な砂虫を駆使する術を身につけ、フレーメン女性であるチャニ(ショーン・ヤング)を妻に迎えたポールは、フレーメンからモアディブという称号を与えられ、名実共に指導者となった。彼は、皇帝とハルコネン男爵がひきいるサルダウカー軍団に挑戦し、見事、勝利を得るのだった。(ユニヴァーサル映画=CIC配給*2時間17分)
「デューン 砂の惑星(1984)」の解説
未来世界を舞台に宇宙間の凄絶な権力争いを描くSF。製作はラファエラ・デ・ラウレンティス、監督・脚本は「イレイザーヘッド」のデイヴィッド・リンチ、原作はフランク・ハーバート、撮影はフレディ・フランシス、音楽はトト、ブライアン・イーノ、編集はトニー・ギブス、特殊技術効果はキット・ウェスト、特殊視覚効果はアルバート・ホィットロックが担当。出演はホセ・フェラー、ショーン・フィリップス、カイル・マクラクラン、フランセスカ・アニスなど。日本版字幕は戸田奈津子。カラー、シネスコサイズ。1984年作品。1994年にテレビ放映用に再編集され190分版が発表されている。(監督はアラン・スミシー名義)またDVDで発表された177分の長尺版も存在する。テアトル・クラシックス ACT.4「デューン/砂の惑星」4Kリマスター版が、2024年8月2日から劇場公開(配給:東京テアトル)。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1985年3月21日 |
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配給 | ユニヴァーサル映画 |
制作国 | アメリカ(1984) |
上映時間 | 137分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、2件の投稿があります。
P.N.「これは、これで、素晴らしい!!」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-08
リメイクの作品を鑑賞したからこそ、この作品の素晴らしさが分かる。
ディビッド・リンチ監督とカイル・マクラクランは、「ツイン・ピークス」で知ったので、この作品は、予告で知り、公開が楽しみでした。
期待以上の出来でした。
実際の作品は、200分以上で、一方的に2時間位西に勝ってに編集されたそう。
60分もカットしたら、流石に、
不評なのも理解出来る。
だいたいの全体像は知っているので、問題はないし、却って、完璧だと分かる。
リメイクは、3部作。
オリジナルで、まとめ上げた
、リンチ監督の素晴らしい創造力を堪能出来ました。
何事も鵜呑みにせず、自分で確認しないと分からないものです。