P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-09-23
更に銃口とは無縁なアーミッシュの牧歌的な村人の長閑な生活と対比されるのは権力を手に蔓延る悪徳の象徴。武器を手にする者と武器を持たざる者との対決の構図の練られたシナリオはアカデミー脚本賞に輝く!
けいじじょんぶっくもくげきしゃ
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更に銃口とは無縁なアーミッシュの牧歌的な村人の長閑な生活と対比されるのは権力を手に蔓延る悪徳の象徴。武器を手にする者と武器を持たざる者との対決の構図の練られたシナリオはアカデミー脚本賞に輝く!
ワン・カットながらヒロイン,ケリー・マクギリスのセミ・ヌードが実に美しい!ロベール・ブレッソン監督作品「白夜」(ドフトエフスキーの原作)にもヒロインの背中のヌード姿の一瞬が何とも見事だったけれども…。本篇はピーター・ウイアー監督の寡黙な映像詩でも在ったー。
そして本ケリー・マクギリスが女性の地方検事補役でレイプ教唆罪で男らを告発するのが映画「告発の行方」だった…。暴行された女子大生役のジョデイ・フォスターの鬼気迫る演技がアカデミー主演女優賞に輝いた作品。マクギリス本人がレイプを過去に受けた事が有り、犯人らをトコトン追い詰めて、追及して行く姿勢と演技に迫力が有った!
撮影の本ジョン・シールの確かなカメラワークが観られる映画がシドニー・ポラック監督作品「ザ・ファーム~法律事務所」だった…。本ハリソン・フォード主演の「推定無罪」もシドニー・ポラックの製作した法律の絡むクライム・サスペンスだったがー。アーミッシュの生活を舞台に描いた本編も又、窮極の家族愛の物語を紡いだんだね🎵
本編は午前十時の映画祭でも上映された名篇。アーミッシュのケリー・マクギリスと主人公ハリソン・フォードとの恋を西部劇の〈シェーン〉に譬えた映画評とかアーミッシュの女性が帽子を脱ぐラブシーンの意味を解読した感想やコメントが同映画祭の声にも寄せられていた!映画〈いまを生きる〉等と並びピーター・ウイアー監督の代表作の一本何だろう🎵