空中大脱走 感想・レビュー 1件

くうちゅうだいだっそう

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P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2024-06-01

第二次世界大戦の捕虜脱走のサスペンスは、スティーヴ・マックィーンの「大脱走」をはじめ、やたらと多いが、このTVM「空中大脱走」は、地下道を掘ったりするのではなく、空から逃げるというのが目新しい趣向になっている。

核爆弾を開発中の北欧の物理学者がドイツ軍に捕まり、収容所に入れられていた。
この物理学者を救出すべく、連合国側の特命隊が救出を試みるが失敗する。

続いて、アメリカの戦略部員の若き日の江守徹によく似たダグ・マクルーアが、味方の空襲を利用して救出しようとするが、これも失敗して、一緒にスイス国境に近い山地にそびえる古城の収容所へ送り込まれる。

そこの所長はリチャード・ベースハートで、警戒はすこぶる厳重だ。
ダグ・マクルーアは、脱走計画の指揮者チャック・コナーズに援助を求めるが、絶対に方法はないと突っぱねられる。

結局、ダグ・マクルーアは、グライダーで空から逃げることを思いつき、捕虜たちの協力でひそかに作り始めるのだった。 当然、敵が気づくかどうかがサスペンスになるはずだが、フィリップ・リーコック監督の演出が生ぬるく、一向に盛り上がらず、ゲシュタポが到着した瞬間に飛び立つというのも、見え透いた定石で迫力がないんですね。

最終更新日:2024-06-11 16:00:02

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