巨大生物の島 作品情報
きょだいせいぶつのしま
不気味な霧の中、モーガン(マージョー・ゴートナー)らを乗せた定期船が進む。行く先は小さな緑の孤島。鹿狩りに来た彼らは、やがて船が港に着くとジープに乗り、島の奥地へ進む。が、獲物を追っていった仲間の1人は無惨な屍と化した。警察へ連絡のため、モーガンは人気のない農場に着く。小屋に入ると襲いかかって来た巨大な鶏。農場には1人スキナー夫人(アイダ・ルピノ)がい、モーガンとブライアン(ジョン・サイファー)を迎え入れた。その頃、この農場の主人は、農場から自然に湧き出た家畜の成長を異常促進させる物F・O・T・G(神々の糧)を売るため、町で飼料会社のベンシントン(ラルフ・ミーカー)と会っていた。一儲け企む彼は女性細菌学者ローナ(パメラ・フランクリン)と農場まで出かける事にした。仲間の検死結果、蜂の毒液を発見したモーガンは、再び離れていた農場へ戻る事にした。一方、農場では夫人が巨大な虫に襲われてい、家に飛び込んだモーガンに、夫人は農場の秘密を打ち明けた。蜂も虫も例の物を食べている。おそらく他の生物も……。やがて、ベンシントンとローナも蜂に襲われてやって来た。そして、もっと恐ろしい事が、という予感は的中した。巨大な蜂の巣を破壊したモーガン。次は鼠。穴の中に落ちたローナを助けようとしてモーガンも落ち、そして、迷路のような穴の中で巨大な鼠が襲う。ショットガンの弾もつきた彼らを救ったのはブライアン。からくも脱出に成功した彼らだったが、敵の凶暴さに改めて恐怖を感じた。鼠の異常繁殖に拍車をかけるあの食物。ふと気付くと農場に近寄る鼠の何十万、何百万の大群。逃げ道は背後の湖しかない。彼らは農場の正面いたる所にバリケードをつくる。だがバリケードに自らの屍を築いてまでも、その包囲網を縮めてくる鼠の群れ。モーガンは父の言葉を思い出した。自然破壊をこれ以上人間が進めると、いつかシッペ返しを神からされるという世紀末の予言。今、大自然の生み出した巨大な力は目前に迫っていた。
「巨大生物の島」の解説
ある島ですべての生物が巨大化し、パニック状態に陥った人々を描いたSF。製作はサミュエル・Z・アーコフ、監督・脚本は「マッドボンバー」のバート・I・ゴードン、原作はH・G・ウェルズの「神々の糧」(早川書房刊)、撮影はレジナルド・モリス、特殊効果はB・I・ゴードン、音楽はエリオット・カプランが各々担当。出演はマージョー・ゴートナー、パメラ・フランクリン、ラルフ・ミーカー、アイダ・ルピノ、ジョン・サイファー、ベリンダ・バラスキー、トム・ストバルなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1977年1月22日 |
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配給 | 東宝東和 |
制作国 | アメリカ(1975) |
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