休暇はパリで 作品情報
きゅうかはぱりで
北極に駐在するアメリカ軍レーダー基地部隊の独身兵たちは、氷に閉ざされた生活に身をもてあましていた。国防省では解決策を協議した。心理学者の婦人将校ローレン中尉(ジャネット・リー)は1つの提案をした。それは兵士の中から1名を選び、全員の希望する場所で完全な休暇を与えるのである。いかさまゲームでポール伍長(トニー・カーティス)がこの休暇をものにした。兵士たちの希望はパリで、グラマー女優のローカ(リンダ・クリスタル)と休暇を楽しむことだった。国防省でポールの身上の調査をすると、女性との事件をしばしば起していることがわかった。ローレン中尉は監視役に命じられた。パリに着いた瞬間から、2人にM・Pの監視がついた。ポールはローカの部屋に忍び込もうとして失敗した。監視つきの休暇はさんざんだった。ポールはローレン中尉を口説きおとして半日の自由外出をもらった。彼はローカを呼び出して、郊外へ遊びにいった。ポールにいいよられたローカは、実は夫がいることを告白した。2人は何事もなくホテルに帰った。これをみたローレン中尉はポールをなじった。彼女はポールの弁解を聞こうとしないので、彼は自分がしたとおり、ローレン中尉を葡萄酒の樽に投げこんだ。軍服を乾すうち、2人は農家で厄介になった。そのうちお互いに恋しあうようになった。風邪気味のローカを診察した医師は、彼女の姙娠を発表した。軍当局はポールが父親だと感違いしてあわてた。そこで2人を結婚させることにした。傷心のローレン中尉はアメリカに帰ろうとした。ポールは姙娠問題について極力弁明したがだめだった。ホテル中に噂はひろまった。ローカは真相を告白した。飛行場から戻ったローレンは、ポールと結婚するために軍籍を離れることに決心した。かくてポールの3週間の休暇はめでたく終わった。
「休暇はパリで」の解説
「挑戦者」のトニー・カーティスと、「ヴァイキング」のジャネット・リー夫妻を主演に、「年頃ですモノ!」のブレイク・エドワーズが監督した作品。3週間の休暇をパリに遊ぶ、北極圏駐屯アメリカ兵のラヴ・ロマンスが描かれる。脚本はスタンリー・シャピロ。撮影を「西部の渡り者」のフィリップ・ラスロップが担当している。音楽は作曲フランク・スキナー、音楽監督をジョセフ・ガーシェンソンが受けもっている。主題歌“完全なロマンス”が入っている。他の出演者は「愛する時と死する時」のキーナン・ウィン、リンダ・クリスタル、エレーン・ストリッチ、マルセル・ダリオら。製作ロバート・アーサー。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | ユニヴァーサル |
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制作国 | アメリカ(1959) |
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