ガンヒルの決斗 作品情報
がんひるのけっとう
オクラホマ州、平和町ポーニー。テキサス州から遊びに来た2人の若者リック(アール・ホリマン)とリーは、酒の勢いでインディアンの女を殺してしまった。その女はカザリン(ジヴァ・ロダン)といい、保安官マット(カーク・ダグラス)の妻だった。妻の死を目撃したマットの子供が、リックの馬に乗って父に知らせにいった。マットはその馬の鞍を一目みて、それがリックの父で親友のクレイグ(アンソニー・クイン)の物とわかった。2人は10年間も会っていず、クレイグはガン・ヒルで大牧場を経営していて、その付近一帯の顔役だった。マットはガン・ヒル行の列車に乗った。汽車の中で彼はクレイグの情婦(キャロリン・ジョーンズ)にあった。彼女は、クレイグがリックを溺愛するのが不満だった。リックは父に馬は酒場で盗まれたといってポーニーでの真相を話さなかった。クレイグはリックとの再開を喜んだ。マックは例の鞍を返した。が、事件の真相を知り驚いた。息子の話をそのまま伝えた。マックはもちろん嘘だと知っていた。死んだ妻が犯人につけた頬の傷と、リックの傷が一致した。犯人はリックと確定した。クレイグはマックにリーを逮捕して息子を見逃してくれと頼んだ。マックは拒絶して牧場を出た。町の酒場でリックを逮捕した。クレイグの息のかかった町の人々はマックの仕事を妨害した。彼はリックに手錠をかけてホテルに入った。最終列車まで6時間待たねばならなかった。ガン・ヒルのシェリフさえもクレイグににらまれるのを恐れて、マットを援助することができなかった。リンダはただ1人マットの味方になり、ホテルにライフル銃をとどけた。クレイグは乾分たちにホテルを包囲し、町を封鎖することを命じた。彼はマットの部屋へ行き、今一度息子を許してくれと頼んだ。彼は拒絶した。列車の汽笛が聞こえて来た。マットはリックのノド元にライフル銃を当てホテルを出た。2人が乗った馬車が駅に近づいた時、酔ったリーが拳銃をかまえてかけ寄った。リーの撃った弾丸はリックにあたり、彼もマットに撃たれて死んだ。これを見たクレイグは、息子の仇とマックに決闘を挑んだ。マットは嫌った。倒れたのはクレイグだった。妻の仇を撃ったものの、親友を1人失ったマットは、傷心の身を最終列車に運んだ。
「ガンヒルの決斗」の解説
「八十日間世界一周」のジェームズ・ポーのオリジリル・シナリオを「OK牧場の決斗」のジョン・スタージェスが監督した西部劇。撮影は「OK牧場の決斗」のチャールズ・ラング。出演は「ヴァイキング」のカーク・ダグラス、「黒い蘭」のアンソニー・クイン、「拳銃の罠」のアール・ホリマン。他にキャロリン・ジョーンズ、ブライアン・ハットン、ジヴァ・ロダンら。製作ハル・B・ウォリス。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | パラマウント |
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制作国 | アメリカ(1959) |
上映時間 | 95分 |
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