かわいい女(1969) 作品情報

かわいいおんな

私立探偵マーロウ(ジェームズ・ガーナー)は、カンサスから来た小娘オーファメイ(シャロン・ファレル)から、彼女の兄の捜索を依頼された。さっそくそのアパートへ彼は出かけたが、そこの支配人は殺され、彼に何かを告げようとした男も殺された。マーロウは警察へ出かけ、フレンチ捜査課長(キャロル・オコナー)のところから、ネタを盗みとって来た。それは、人気女優メービス(ゲイル・ハニカット)とギャングのスティールグレーブ(H・M・ワイナント)のリラックス・シーンのスナップであった。マーロウはすぐに、メービスを訪ね、そこでスティールグレーブの以前の愛人で、メービスの親友のストリッパー、ドロレス(リタ・モレノ)に会った。その後、メービスの口から、スティールグレーブが、殺人に何も関係していないことがわかった。次いでマーロウは、娘の兄がかくまわれているラガーディー(ポール・スティーヴンス)の診療所を訪ねたが、彼は殺されてしまった。マーロウはその室でみつけた1枚の写真から、オーファメイとメービスが姉妹であることを知った。その夜、彼はドロレスから、メービスが呼んでいるとの連絡をうけた。彼がそこへ出かけると、メービスがピストルをもちスティールグレーブが死体となっていた。マーロウは事件の真相をつかんだ。豪華な生活をしている姉をねたんだ兄が、秘密写真でメービスをゆすろうとしているのを知ったオーファメイがスティールグレーブにそれを密告し、その後で、マーロウのところへ出かけたのだった。マーロウはスティールグレーブ殺しの犯人を見抜いた。その時、ラガーディーが現れ、やにわにその犯人ドロレスを射殺し、自分も死んだ。この医者は彼女の前夫で、いまでも深く彼女を愛していたのだった。(MGM配給*1時間36分)

「かわいい女(1969)」の解説

アメリカの代表的ハードボイルド作家レイモンド・チャンドラーのベストセラー小説の映画化。製作はガブリエル・カッカとシドニー・ベッカーマン、監督はポール・ボガート。脚色は「まごころを君に」のスターリング・シリファント、撮影は「脱走特急」のウィリアム・ダニエルス、音楽はピーター・マッツがそれぞれ担当。出演は「夕陽に立つ保安官」のジェームズ・ガーナー「野良犬の罠」のゲイル・ハニカット、「殺しの分け前 ポイント・ブランク」のキャロル・オコナー、「ウエスト・サイド物語」のリタ・モレノ、「ボディガード(1968)」のシャロン・ファレル。他にH・M・ワイナント、ポール・スティーヴンスなど。メトロカラー、メトロスコープ。1969年作品。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1970年12月8日
配給 MGM
制作国 アメリカ(1969)
上映時間 96分

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最終更新日:2022-07-26 11:04:06

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