火星着陸第1号 作品情報

かせいちゃくりくだいいちごう

米国宇宙船エリナーM号の乗員、マクレディー空軍大佐(アダム・ウェスト)とドレイパー海軍大佐(ポール・マンティー)そして猿1匹らは巨大な流星の飛来を避けてコースを外れ、火星に着陸した。ドレイパーの脱出カプセルは着陸時のショックで酸素タンクと貯水槽が破壊された。僅かの固形食糧と2日分の酸素、5日分の水と通信装置とコントロールのオムニコムだけ残った。ドレイパーは酸素不足、食糧不足、そして火星の自然の驚異に苦しめられた。こまかい砂を使って砂時計を作り1時間おきにオムニコムの針を動かして空電音を発するように工夫した。水を発見した。水面の微生物も食用に適することを知った。数週間過ぎ、マクレディーが地上に激突したカプセルの中で死んでいるのが発見された。さらに、腕に金属製の妙な腕輪をした白骨も発見した。宇宙人が襲ってくるかもしれぬ。オムニコムのボタンを押し軌道にもどっていた宇宙船を破壊した。時が流れた。ある日、上空に宇宙船が姿を現した。救援が来た!着陸地点に急いだ。だが、それは地球から来たものではなく、例の腕輪をはめた種族だった。その1団の1人の人物(ヴィク・ランディン)がドレイパーに近づき、相対して立った。緊張の数分が過てお互いの敵意のないことを認めあうと、2人は一緒に一夜を過ごした。その人物は酸素の代わりにオレンジ色の錠剤を服用する。彼は奴隷だった。特殊の鉱物を採掘するために火星に送られて来て脱走を計ったものだった。やがて腕輪に仕組まれた操縦電波がその人物に特殊電波を送りはじめた。2人は必死で逃げた。宇宙船が山を爆破し、洞穴を破壊してきた。彼らが安全な地に逃げようとしているとき、また1隻の宇宙船が現れた。それは米国の救援隊だった。2人とサルの長い苦難の生活がやっと終わった。

「火星着陸第1号」の解説

「ロビンソン・クルーソー」にもとづきイブ・J・メルヒオールのS・Fをジョン・C・ヒギンズが脚色、「宇宙戦争」のバイロン・ハスキンが演出した空想科学ドラマ。撮影は「静かなる男」のウィントン・C・ホック、特殊撮影はローレンス・バトラー、音楽はバン・クリーブが担当した。出演はTVのポール・マンティー、ヴィク・ランディン、アダム・ウェストなど。製作はオーブリー・シェンク。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 パラマウント
制作国 アメリカ(1964)

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「火星着陸第1号」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:04:06

広告を非表示にするには