開拓者の血 作品情報
かいたくしゃのち
1764年、アメリカ駐屯の英軍は、奥地のデラウェア・インディアンと講和し、白人捕虜を引き取った。部隊の斥候兼通訳デル(フェス・パーカー)は捕虜をピット砦まで案内したが、その中のジョニー少年(ジェームズ・マッカーサー)は幼い頃インディアンにさらわれクローガー酋長の子として育てられた。白人を憎んでした。機会があれば逃げ去ろうとし、遂には自殺まで計った。追ってきた親友ハーフ・アロウが酋長の“忍耐せよ”という言葉を伝えた。デルはパックストン村へ一緒に行き、少年の家に滞在した。村のインディアン嫌いの自警団を調査する目的もあった。病身の母マイラは少年を歓迎するパーティを開いた。過激派の叔父オウエンス(ウェンデル・コーリー)は少年の前でインディアンを罵倒した。デルは自警団の長エルダー牧師の娘ミリー(ジョアン・ドルー)と親しくした。ジョニーをなぐさめたのは、パイニー・ウッド・マウンテンの泉だけだった。オウエンスはジョニーのインディアン服を盗ませ、射撃訓練の的に使った。とり返したジョニーを殴り倒した。デルは射撃の腕比べをしてオウエンスをこらしめた。オウエンスの召使シェナンドー(キャロル・リンレイ)は孤児だった。家族はインディアンに皆殺しにされた。少年をみただけでこわかったが同じようにオウエンスからさげすまれる彼に同情し、好意をもった。デルはミリーと将来を約束し、ピット砦に帰っていった。ジョニーはシェナンドーを森の泉に案内した。彼らは結ばれた。ハーフ・アロウがジョニーに会いにきたとき、オウエンスはその連れを殺した。ジョニーは怒り、インディアン集落へ帰った。彼らは蜂起した。白人の頭皮20人分を取って復讐するのだ。白人の女子が殺されるのを見ると、ジョニーは恋人を想い出した。ついに白人を救ったので、集落から追放された。山野を放浪していたところを、偵察にきたデルに救われた。村へ連れ帰られたが、オウエンスがまた彼を罵倒した。デルは憎みあう2人を白人の習慣の拳闘で闘わせた。彼のコーチで、ジョニーは相手を殴り倒した。これで、ジョニーは白人として村に迎えられた。泉へ向かう彼にシェナンドーがよりそっていた。
「開拓者の血」の解説
アメリカ独立戦争以前の初期開拓民の苦闘を描く西部劇。コンラッド・リクターの長篇『森の灯』を「機関車大追跡」のローレンス・E・ワトキンが脚色し、新人ハーシェル・ドアティが監督した。撮影は「友情ある説得」のエルスワース・フレデリックス。出演は「山の上の第三の男」のジェームズ・マッカーサー、「ゆきすぎた遊び」のキャロル・リンレイのほか、フェス・パーカー、ジョアン・ドルー、ウェンデル・コーリーら。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | 日本RKO |
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制作国 | アメリカ(1958) |
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