開拓者の血闘 作品情報
かいたくしゃのけっとう
1870年、新天地カルフォルニアを目ざして東部を後にした、ジョン・ブライトン博士(ジョエル・マクリー)は、途中オクラホマのチェロキー・ウェルズ近くで妻をお産で亡くし、しかたなしにそこの開拓町で医師を開業することにした。生まれた子供をルイーズと名付け、フイッジェラルド老未亡人の家の部屋を借りて住んだ。チェロキー・ウェルズの町の住民は、皆親切で平和な生活をしていたが、保安官さえ一目おく乱暴者のキャス・ドビー(ブラッド・デクスター)とメル兄弟の厄介者がいた。しかし町外れの牧場に住む、男勝りの年若い未亡人アン・バーンズ(バーバラ・ヘイル)を始め町の人人は彼等とわけへだてなく交際していた。またアンの心は温厚なブライトンを知ってから、いつしか彼の上に引きつられていた。何年かの月日がたって、生長した娘ルイーズのために、インディアンの娘マリア(グローリア・タルボット)を雇ったが、フイッツジェラルド夫人の死後1つ屋根の下に住むブライトンは、よからぬ噂をたてられたが、2人の間には何らやましいことはなかった。マリアの父チャーリイ・スミスの農場に油の出ることを知ったドビー兄弟が、農場を売れと脅迫したのが原因で、スミスが弟のメルを射殺する事件が起った。兄のキャスは怒って保安官をそそのかして、スミスを留置場に入れてしまった。これを聞いたブライトンは、正当防衛を理由にキャスの脅迫をものともせずに、スミスを留置場から出してやった。そして数日後の裁判の判事を、隣の町まで頼みに行く途中、ブライトンはキャス一味に襲われて、アンの家にたどりつき2人でスミスの農場をたずねた。そこで油の出ることを知って町にもどり、町の人々に事の真相とキャス一味の悪事を公表した。キャスはブライトンに決闘を申込み、その結果ブライトンは腕に負傷しながらキャスを射殺した。再び町には春が来た。マリアはブライトンへの恋をアンにゆずって、インディアン集落に帰って行った。
「開拓者の血闘」の解説
「荒野の無頼漢」のダニエル・B・ウルマンがストーリーを書き自ら脚色、フランシス・D・ライオンが監督した西部開拓劇。撮影監督は「ジュールスバーグの決斗」のカール・ガスリー、音楽は「法律なき町」のハンス・J・サルター。主演は「西部の三人兄弟」のジョエル・マクリー、「窓」のバーバラ・ヘイル。そのほかブラッド・デクスター、グローリア・タルボットなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | アライド・アーチスツ=映配 |
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制作国 | アメリカ(1957) |
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