おれの女に手を出すな 作品情報
おれのおんなにてをだすな
トム(トニー・カーティス)はロンドン駐在のアメリカ空軍大佐で、仕事の腕は確かだが、ただひとつの欠点といえば、大変なヤキモチやきだということ。というのも、妻のジュリー(ヴィルナ・リージ)がすごい美人だったから。ある日、トムの親友タンク大佐(ジョージ・C・スコット)が、2人の前に現れた。12年ぶりのことだ。トムはすっかりあわててしまった。というのは、12年前の朝鮮戦争たけなわの頃、当時、看護婦だったジュリーをめぐり、2人の親友は争ったのである。その結果一計を案じてタンクをだしぬいたトムがジュリーと結婚したのだ。ところで彼女には、同じものを2つほしがるというおかしなクセがある。だから、12年前も、2人の男を前にして大いに迷ったものだ。そんな彼女の前に、またまたタンクが現れたのではたまらない。トムは例のヤキモチぐせを、もうぜんと出し始めた。そこへ運の悪いことに、トムにコペンハーゲン出張の命がおりた。上官の命令では致し方ない。しぶしぶコペンハーゲンに行ったものの、彼の妄想はジュリーの不貞のことばかり。思いあまって電話を入れると、なんと彼女は離婚すると言い出した。驚いたトムは、軍務をほうり出して急ぎ帰った。その時ジュリーはすでにタンクと一緒にホテルの一室にいた。しかし、タンクには結婚の意志がまるでなく、一生独身のプレイボーイでいたいのだと、言い出した。驚くジュリーの前にトムが飛びこんできた。隣室には上官が泊っているというホテルの部屋で、2人の男は無言の大格闘を始めた。自分のために、嫉妬のかたまりとなっているトムの姿を、ジュリーはほれぼれと見とれるのだった。そして2年後、もとのさやにおさまったトムとジュリーの幸せな家庭には、双児が生まれた。同じものを2つほしがるジュリーのクセは、子供によって満たされているようである。
「おれの女に手を出すな」の解説
ノーマン・パナマ、ラリー・ゲルバート、ピーター・バーンズら、3人の共同脚本を、ノーマン・パナマが製作・監督したセックス・コメディ。撮影はチャールズ・ラング、音楽はジョニー・ウィリアムス(2)が担当した。出演はトニー・カーティス、ヴィルナ・リージ、ジョージ・C・スコットほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
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制作国 | アメリカ(1966) |
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