黄金の砦 作品情報
おうごんのとりで
南北戦争が終わって間もない1865年のオクラホマの荒野を、北軍の兵士たちが疲れ切った馬を南へ進めていた。旅の目的は南軍と戦うことではなく、終戦と同時に政府が除隊した兵士のために用意したニュー・メキシコの土地で農夫になることであった。一隊を指揮しているのは、もと中尉のラリー・ウィントン(ロリー・カルホーン)であった。一隊の望みは戦時中、北軍の前線基地だったグラント砦で水と食糧を補給出来ることだった。だが実際到着してみると、砦の隊長アダム少佐(ジェームズ・フィルブルック)は冷たく、水筒に1杯だけ与えて追い返そうとした。そして喉のかわきにたえられず砦に侵入した兵士と歩哨が衝突し、激しい撃ち合いとなった。砦の兵を2人殺し幽霊町まで逃げのびた一隊のヒルスロム伍長(トッド・マーティン)は、砦の連中の正体に不審を持った。彼らは終戦直後、砦を襲撃して乗っとりに成功した南軍だった。しばらくして砦に南部の大銀行家の娘バイオレット(シルビア・ソラー)が着いた。彼女はアダム少佐と組んで父が隠した黄金を南部へ運ぶ計画であった。そんな時、町のウィントン中尉は偶然、金でできた馬蹄を発見した。それは200万ドルにも及んだ。そしてその金を政府に届けようとするウィントン中尉一派と、反対するヒルストロム伍長一派が別行動を開始した。ヒルストロムはインディアンを説いて襲撃態勢を着々と整えていた。一方町ではアダム少佐が侵入して主導権を握ったが、圧倒的優勢なインディアンの襲撃を防ぐべくウィントンの提案をいれて、金の砲弾を作り、大砲を用いることになった。翌日の戦闘は熾烈をきわめ、インディアンの殆どは金の砲弾に散った。
「黄金の砦」の解説
ルイス・ド・ロス・アーコスのオリジナル・ストーリーを彼自身とシドニー・ピンクが共同で脚本化し、シドニー・ピンクが製作・監督した西部劇。撮影はアントニオ・マカソリ、音楽はホセ・ソーラが担当した。出演は「駅馬車の7人」のロリー・カルホーン、ジェームズ・フィルブルック、トッド・マーティン、シルビア・ソラーほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | パラマウント |
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制作国 | アメリカ(1966) |
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