P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-03-07
この映画「追いつめられて」は、現代のアメリカ国家の内部を抉り、今の世の中、サスペンスによってしか描けない真実があることに、あらためて気づかされる作品だ。
上司が行なった殺人をカバーしていくうちに、自分が殺人犯だと間違えられていく。
1948年にケネス・フィアリングの原作を映画化したジョン・ファーロー監督の「大時計」のリメイク作品。
原作の新聞社をペンタゴンに変えてあるのが現代的。
身の潔白を明かそうとするほど、追いつめられていく、迫力ある皮肉さが、この映画の見ものになっていると思う。