駅馬車(1965) 作品情報

えきばしゃ

開拓時代の西部。シャイアンまでの駅馬車に、医者ドック(ビング・クロスビー)、酒の行商人ピーコック(レッド・バトンズ)、ダンサー、ダラス(アン・マーグレット)、ゲイトウッド(ボブ・カミングス)という銀行員夫妻、それに夫を訪ねていく身重のマロリー大尉夫人が乗り込み、出発した。これを小部隊を引率したブランチャード中尉が護衛した。さらに馬が足を痛めたので、と500ドルの賞金つきの男リンゴ・キッド(アレックス・コード)が同乗を頼んできた。駅馬車がある宿場に着くと中尉はインディアン襲撃の公算が大なので引き返すよう忠告したが、乗員の投票で進めることに決まった。やがてリンゴ・キッドとダラスが親しく口をきくようになった。ダラスは自分が卑しい稼業の女であることを告白するが、彼は一向に無頓着。またキッドも本当は無罪であると馭者の証言でダラスは信じた。駅馬車は騎兵隊と別れ、さらに進んだ。途中キッドの働きである難所を無事通過した。馬車がある地点に着いたとき、マロリー夫人はドックの立ち合いで男児を生んだ。その後ゲイトウッドがダラスと一緒に逃げようとするが、ダラスは断ってキッドを逃がそうとした。が、キッドは追ってきた執行官カーリー(バン・ヘフリン)に捕まった。翌日インディアンが襲ってきてピーコックが最初に負傷を負う。キッドは牢に戻ることを約束して手錠を外してもらい、インディアン包囲を突破、シャイアンに無事着いた。そこでキッドは彼の犯した罪の真犯人はプラマー兄弟の存在を知った。またゲイトウッドも実は1万ドルを拐帯しておりそれがバレてカーリーが逮捕しに行ったが、キッドに対して偽証した男ルークに殺された。ルークとゲイトウッドは通じていたのだ。ドックの口添えで自由になったキッドはプラマー兄弟とルークを殺し、ダラスとともに街を去っていった。

「駅馬車(1965)」の解説

アーネスト・ヘイコックスの原作を「脱走特急」のジョセフ・ランドンが脚色、「ハーロー」のゴードン・ダグラスが監督した西部劇。撮影は「コマンチェロ」のウィリアム・H・クローシア、音楽は「脱走特急」のジェリー・ゴールドスミスが担当した。出演は「セクシー・ダイナマイト」のアン・マーグレット、「渚のたたかい」のレッド・バトンズ、「ハーロー」のマイケル・コナーズ、新人アレックス・コード、「ミサイル珍道中」のビング・クロスビー、「何という行き方!」のボブ・カミングス、「偉大な生涯の物語」のヴァン・ヘフリン、「ハーロー」のスリム・ピキンズ、「追跡(1962)」のステファニー・パワーズ、「グレート・レース」のキーナン・ウィンほか。製作は「騎兵隊」のマーティン・L・ラッキン。

公開日・キャスト、その他基本情報

配給 20世紀フォックス
制作国 アメリカ(1965)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:06

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