宇宙要塞からの脱出 作品情報
うちゅうようさいからのだっしゅつ
太陽系から遠く離れた惑星アウロス。善の神タオの神殿に捧げるクリスタルを採掘している美女ターラ(サンディ・ブルック)は、ランドローバーに乗ってやってきた徴税史ベンダー(ロス・ハーゲン)の一行から、クリスタルを王に差し出すように命ぜられる。無理に奪おうとしたベンダーの部下3人を殺したターラは、ベンダーに追いつめられるが、逆にベンダーを焼けた銅の中に突っこみ大やけどを負わせた。しかし力およばず一味に捕えられた。裁判長(ジョン・キャラディン)から、女囚だけを乗せた監獄船スター・スラマー号での7年間の強制労働の刑を言い渡される。そこは女所長エクシーヌ(マリヤ・ガント)と、その忠実な部下マフィン(ドーン・ワイルドスミス)が支配する地獄のスター・シップだ。ターラは手足を鎖で壁につながれ、古参の女囚たちの“歓迎”を受けることになる。女囚のボスは男名前を持つ勇猛果敢なマスク(スーザン・ストーキー)だ。さっそく反目する2人。エクシーヌは美しい新参者ターラに目をつけた。エクシーヌは美女を選んでは、一夜の慰みものにしていたのだ。この監獄船では、エクシーヌに逆らうことはできない……。ある日、ささいなことでターラとマイクが大げんかをはじめた。そこヘマフィンを従えたエクシーヌが現われ、2人を独房に放りこむ。となりあった独房で力づけ合うターラとマイク。2人には友情が芽ばえつつあった。その時、ネズミに似た凶悪モンスター、ジャガー・ラットが襲いかかってきた。モンスターがターラをかみ切ろうとした時、隣からマイクが大声でネズミの首を狙うことを指示、命びろいするターラ。しかしエクシーヌの懲罰はさらに続いた。2人は“死のアリーナ”に引き出され、さらに醜悪なキバだらけのエイリアン・モンスターと戦わされることになる。みごとにエイリアンにうち勝った2人。その日は、あたかも国王リンディ・スキルスの誕生日。歓びにわく女囚たち。しかし、そこにエクシーヌと大やけどを負ったベンターが現われた。鋭い爪を持つ鋼鉄の義手がはめられたベンター。そんなベンターにエクシーヌは女たちには手出ししないように警告する。エクシーヌは王と王妃マライ(ボビー・ブレジー)に、暴走しているベンターに注意をはらうよう厳命されていたのだ。だが、復讐に燃えるベンターは、マイクを捕えロボトミー実験室に送ってしまう。しかし、彼女は植物人間になったふりをし監獄に戻り、そこでターラや女たちと力を合わせ脱出を試みる。女たちの行く手をふさぐ看守やアンドロイド、モンスターたちを倒し、ついに脱出用のスターシップに乗り移った。宇宙を舞台に迫ってきたベンターたちと戦い、ついに脱出に成功するのだった。
「宇宙要塞からの脱出」の解説
女囚だけが乗せられる監獄船から脱出を企てる美女たちの姿を描くSFX。製作はジャック・H・ハリス、監督・共同製作は日本初登場のフレッド・オーレン・レイ、脚本はミリアム・リーセル、マイケル・ソニー、フレッド・オーレン・レイ、音楽はアンソニー・ハリス、特殊視覚効果・タイトルデザインはブレッド・ミクソンが担当。出演はサンディ・ブルック、スーザン・ストーキーほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1987年9月12日 |
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配給 | ジョイパックフィルム |
制作国 | アメリカ(1986) |
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