アリゾナの襲撃 作品情報
ありぞなのしゅうげき
1877年、アリゾナ地方にユート族インディアンを操る“サイドワインダー”と呼ばれる正体不明の無法者が跳梁していた。サイドワインダーに持ち牛を散らされ、家を焼かれた牧場主テックス(スターリング・ヘイドン)は、復讐を決意し、敵を追ってある町へ行った。この町にはやはりサイドワインダーを追う騎兵隊が来ていた。テックスは騎兵隊のブレイン大尉(フォレスト・タッカー)と、どちらが先に敵を捕えるか賭をした。酒場の歌姫カロライナ(アーリーン・ウィラン)は、テックスに対し、彼女が顔役のラッキーに貸した2万ドルを取り立ててくれと頼んだが、彼はこれを断った。その夜テックスはカロライナの手下に襲われたノラ(バーバラ・ラッシュ)という娘を救った。ノラはラッキーと結婚するためフォート・サヴェッジに行く途中だった。翌日テックスは、幌馬車に乗ったノラが再度カロライナの手下に襲われたところを救った。幌馬車にはカロライナも同乗しており、彼女はテックスの妨害に腹を立てていた。フォート・サヴェッジにつくとラッキーはノラを救ってくれたテックスに感謝し、銃を贈ってくれたが、この銃は、かつてテックスがサイドワインダーに盗まれたのと全く同じものだった。この銃をツームストンという男から買ったと聞いたテックスは、ツームストンの後を追おうとしたが、彼はラッキーに殺されてしまった。テックスはラッキーこそサイドワインダーではないかと思ったが、ラッキーは自分の無実を証明すると偽ってテックスと騎兵隊をインディアンの待ち伏せる城塞におびきよせた。激戦が展開され、カロライナは死んだ。ラッキーは彼に片想するインディアン娘の嫉妬の刄に命を失った。戦い終わって、何の気がかりもなくなったノラは、真に愛するテックスと結ばれるであろう。
「アリゾナの襲撃」の解説
「アロウヘッド」のナット・ホルトが1950年に製作した色彩西部劇。「西部の掠奪者」のジェラルド・ドレイソン・アダムスが書き下ろした脚本(附加台辞は「ミズーリ大平原」のフランク・グルーバー)を「モンタナ(1950)」のレイ・エンライトが監督した。テクニカラー撮影は「ダニー・ケイの新兵さん」のレイ・レナハン、音楽は「彼等は馬で西へ行く」のポール・ソーテル。出演者は「レイテ沖海空戦 永遠の海原」のスターリング・ヘイドン、「地獄の砦」のフォレスト・タッカー、「復讐の二連銃」のアーリーン・ウィラン、「自由の旗風(1955)」のバーバラ・ラッシュ、「王家の谷」のヴィクター・ジョリー、「決闘の断崖」のリチャード・アーレン、「シェーン」のエドガー・ブキャナン、「燃える密林」のキャロル・サーストン、「エジプト人」のアイアン・マクドナルドなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | 映配 |
---|---|
制作国 | アメリカ(1950) |
上映時間 | 77分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「アリゾナの襲撃」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。