アパッチの怒り 作品情報
あぱっちのいかり
アパッチ一派チリカワ族の酋長コチーズは、米軍と講和条約を結んだ3年後、酋長の地位を長男ターザ(ロック・ハドソン)にゆずり、白人との抗争を避けるよう言って死ぬ。が、次男ナイーチェ(バート・ロバーツ)は白人を憎悪し、アパッチの栄光奪回のため兄ターザに反抗する。しかし兄弟反目の裏には、長老グレイ・イーグル(モーリス・アンクラム)の娘ウーナ(バーバラ・ラッシュ)をめぐる恋の争いがあった。ウーナはターザに心惹かれていたが、長老はナイーチェを好いていた。白人を憎むナイーチェは幌馬車を襲い白人を殺す。それを知ったターザは怒り、ナイーチェを捕らえる。そこへアパッチ砦のバーネット大尉(グレッグ・パーマー)率いる騎兵隊が来てナイーチェを連行した。そこでターザは砦を占領し、将軍に強硬談判をする。将軍はやむなくチリカワ地区にアパッチの自衛警察を作ることを承認し、ターザをその長と定め、バーネット大尉がその指導に当った。やがて、アパッチ族の酋長ジェロニモ(アイアン・マクドナルド)が送られてきた。これを知り、グレイ・イーグルとナイーチェは、ジェロニモを首領とし、反乱を起こす計画を立てる。ターザは厳重警戒するが、不隠分子は最も邪魔な大尉を暗殺しようとする。が、ターザの機転で大尉は救われる。ターザはグレイ・イーグルを訪れ、ウーナを妻にしたいと申し入れるが、グレイ・イーグルはその求婚を拒絶する。一方、ナイーチェも300ドルを贈物として結婚を申しこむ。その金は実はジェロニモの金で、ひそかに武器を買う手はずができていたのだ。グレイ・イーグルはナイーチェの求婚を承諾し、3日後に婚礼が行なわれることになった。ジェロニモ一味は反乱を起こし、ターザ率いる警官隊が鎮圧にのりだしたが、手におえない。将軍は騎兵隊を出動させ、激戦の末、反乱者は撃破された。この戦いで、グレイ・イーグル、ナイーチェは戦死し、ジェロニモは捕らえられた。保護地に再び平和がもどってきた。ターザとウーナは結ばれ、保護地の治安維持を続けるのだった。
「アパッチの怒り」の解説
ジェラルド・ドレイソン・アダムスの原作をジョージ・ザッカーマンが脚色、「悲しみは空の彼方に」のダグラス・サークが監督したアパッチ・インディアンが主人公の西部劇。撮影監督はラッセル・メッティ、音楽は「裏街(1941)」のフランク・スキナー。出演は「恋人よ帰れ」のロック・ハドソン、「逢うときはいつも他人」のバーバラ・ラッシュ、それにグレッグ・パーマーなど。製作はロス・ハンター。テクニカラー、スタンダードサイズ。1954年作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | ユニヴァーサル |
---|---|
制作国 | アメリカ(1954) |
上映時間 | 80分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「アパッチの怒り」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。