P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-12-23
この映画「哀愁」は、マービン・ルロイ監督の最高作にして、メロドラマの傑作だ。
悲運に弄ばれる薄幸のヒロインを、もろくも美しく、情感たっぷりに演じて、ヴィヴィアン・リーは実に素晴らしい。
相手役のロバート・テイラーの若く、りりしい男ぶりもいい。
蛍の光のメロディが流れる中、蝋燭が1本づつ消され、二人が踊り続けるシーンなどは、メロドラマならではの陶酔感があり、ウォータール橋での出会いと死も印象的だ。