人魚の眠る家 作品情報

にんぎょのねむるいえ

二人の子を持つ播磨薫子(篠原涼子)と、IT機器メーカーを経営する夫・和昌(西島秀俊)。そんな二人は、娘の小学校受験が終わったら離婚すると約束していた。だがある日、娘の瑞穂がプールで溺れ、意識不明になったという悲報が届く。意識不明のまま回復の見込みがない娘を前に、生かし続けるか、死を受け入れるかという究極の選択を迫られた二人は、和昌の会社の最先端技術を駆使して前例のない延命治療を開始。治療の結果、娘はただ眠っているかのように美しい姿を取り戻していくが、その姿は薫子の狂気を呼び覚まし、次第に薫子の行動はエスカレートしていくのだった。やがて、和昌の父・多津朗(田中泯)や、薫子の母・千鶴子(松坂慶子)、技術研究者の星野祐也(坂口健太郎)とその恋人・川嶋真緒(川栄李奈)らを巻き込み、彼らの運命を狂わせていく……。

「人魚の眠る家」の解説

東野圭吾による同名小説を「天空の蜂」の堤幸彦監督が篠原涼子主演で映画化。娘の小学校受験が終わったら離婚すると約束した仮面夫婦のもとに、娘がプールで溺れたとの悲報が届く。回復の見込みはなく、深く眠り続ける娘を前に、夫婦はある決断を下すが……。共演は「クリーピー 偽りの隣人」の西島秀俊、「今夜、ロマンス劇場で」の坂口健太郎、「嘘を愛する女」の川栄李奈、「羊の木」の田中泯、「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」の松坂慶子、「ミックス。」の山口紗弥加、「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の田中哲司。脚本を「ガール」の篠﨑絵里子、音楽をイギリスのピアニスト、アレクシス・フレンチが担当する。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2018年11月16日
キャスト 監督堤幸彦
原作東野圭吾
出演篠原涼子 西島秀俊 坂口健太郎 川栄李奈 山口紗弥加 田中哲司 斉木しげる 大倉孝二 駿河太郎 ミスターちん 遠藤雄弥 利重剛 稲垣来泉 斎藤汰鷹 荒川梨杏 荒木飛羽 田中泯 松坂慶子
配給 松竹
制作国 日本(2018)
上映時間 120分

(C)2018「人魚の眠る家」 製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:4.41点★★★★☆、17件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-06-15

人魚の眠る家を観て、とても感動した。この映画は最初から親近感があった。我が家と雰囲気がよく似ていたからだろう。この家の屋根も庭も我が家とそっくりだったからだ。そんなことはどうでもいいことだとは思いながらも観ていたのだが、篠原涼子さんに誘われて、いつのまにかストーリーの世界に引き込まれてしまった。これは脳死という重大な問題を扱っている。私はケアマネジャーでもあり、これまでも、このような問題を考えることはあったが、あらためて、脳死としっかり向き合うことになった。この映画はすべてが自然に描かれていると思う。もし自分がこのような立場になったらと考えさせてくれるのだ。その意味でほんとに素晴らしいと言えるだろう。

最終更新日:2022-07-26 11:03:22

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