ベイブルース 25歳と364日 作品情報

べいぶるーすにじゅうごさいとさんびゃくろくじゅうよっか

かつて風のように時代を駆け抜けた若き漫才師がいた。彼の名は河本栄得(趙[王民]和)。高校時代の同級生である相方・高山知浩(波岡一喜)とともに吉本総合芸能学院“NSC”の門を叩き、7期生として雨上がり決死隊、トゥナイトのなるみ、ナインティナインの矢部浩之の兄・矢部美幸たちと机を並べた。卒業後はコンビ名を“ベイブルース”と改め、上方お笑い大賞最優秀新人賞やABCお笑い新人グランプリなどの新人賞を次々と獲得。若手有望株の筆頭に躍り出る。歌手としてCDリリースも決まり、ベイブルースは将来を嘱望される漫才コンビとなった。漫才に対する姿勢は、同期の中でも群を抜く厳しさで、寝る間も惜しんでネタ作りと漫才の練習に打ち込む日々。ボケとツッコミのタイミングも徹底的に拘り、コンピューター並みの正確さを要求。自分のボケに対してツッコミが期待通りではなかったと、高山を怒鳴りつけることも少なくなかった。人は河本を“天才”とも“悪魔”とも評し、畏敬の念を抱きつつ、その活躍を見守っていた。しかし今、彼の姿はない。何もかも絶好調だった1994年秋、河本はテレビのロケ中に体調不良を訴えて入院。それからわずか2週間後の10月31日、劇症肝炎による脳出血のため、25年と364日の生涯を閉じた。その短くも鮮烈な生き様は、激しさと優しさに溢れ、今でも芸人たちの心に生き続けている。

「ベイブルース 25歳と364日」の解説

1990年代にお笑いコンビとして将来を嘱望されながらも、急病により短い生涯を閉じた河本栄得の生き様を描いた青春映画。当時、コンビを組んでいた高山トモヒロが執筆した小説を原作に、自らメガホンを取って映画化した。出演は『仮面ライダー鎧武/ガイム』の波岡一喜、『平清盛』の趙[王民]和、『カーネーション』の安田美沙子。

将来を嘱望されながら、94年に夭折した漫才師・河本栄得の短くも太い生涯を、相方だった高山トモヒロが初メガホンをとり映画化。高校時代の同級生だった高山と河本は、“ベイブルース”のコンビ名で頭角を現すが、突然の病が河本に襲いかかってしまう。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2014年10月31日
キャスト 監督高山トモヒロ
原作高山トモヒロ
出演波岡一喜 趙タミ和 小川菜摘 安田美沙子 柳憂怜 申相祐 山口馬木也 仁科貴 iLHWA かつみ オール巨人 石田えり
配給 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
制作国 日本(2014)
上映時間 120分
公式サイト http://bayblues.jp/

(C)2013「ベイブルース 25歳と364日」製作委員会

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「ベイブルース 25歳と364日」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:26

広告を非表示にするには