鉄道員(’58) 作品情報

てつどういん

ピエトロ・ジェルミ監督が、自ら主人公としても出演して1956年に監督した、労働者の一家庭を描くネオ・リアリズム作品

五十歳の鉄道機関士アンドレア・マルコッチは、末っ子サンドロの誇りだった。彼は最新式の電気機関車を動かし、酒場で誰よりも巧みにギターを弾いた。だが長男で失業中のマルチェロや、食料品店員レナートと結婚している長女ジュリアにとっては、厳格で一徹な父は少々やり切れない存在だった。母親サーラの忍従と慈愛、そしてサンドロの純真さが一家の空気を支えていた。ある日、父親の運転する列車に一人の若者が身を投げた。そのショックから彼は赤信号を見すごし、列車の正面衝突事故を起しかけた。

「鉄道員(’58)」の解説

「越境者」「街は自衛する」のピエトロ・ジェルミ監督が、自ら主人公としても出演して一九五六年に監督した、労働者の一家庭を描くネオ・リアリズム作品。アルフレード・ジャンネッティの原案にもとづき、ジェルミとジャンネッティ、ルチアーノ・ヴィンセンツォーニの三人がシナリオを書き、エンニオ・デ・コンチーニとカルロ・ミュッソがこれを修正加筆した。撮影は「越境者」のレオニダ・バルボーニ。音楽は同じく「越境者」のカルロ・ルスティケリ。ジェルミの他に「大遠征軍」「芽ばえ」のシルヴァ・コシナ、ファッション・モデル出身でこの作品によりサン・セバスチャン映画祭で女優賞を受けたルイザ・デラ・ノーチェ、ジェルミに見出されたエドアルド・ネヴォラ少年、カルロ・ジュフレ等が出演する。製作カルロ・ポンティ。なおこの作品は他にサンフランシスコ映画祭の男優賞(ジェルミ)、コーク映画祭監督賞などを受賞している。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督・出演ピエトロ・ジェルミ
出演ルイザ・デラ・ノーチェ エドアルド・ネヴォラ シルヴァ・コシナ
制作国 イタリア(1958)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-09-12

日本人の心情に最も近いイタリア人の家族愛を描いて、ホームドラマジャンルの代表作。デ・シーカ同様悲喜劇両面得意としたピエトロ・ジェルミ監督の最高作。親子の断絶というありふれたお話をセンチメンタルに描くも、生に対する真摯なメッセージを快く印象付ける名ラストシーン。主演も兼ねるジェルミの深みある名演と名子役エドアルド・ネヴォラ少年の自然な演技が素晴らしいが、シルバ・コシナの美しさとルイザ・デラ・ノーチェの理想的な母親像も特筆ものです。

いろんな国の映画を観ると女の子はフランス映画が一番可愛いし、男の子はイタリア映画に多いような印象がありますね。

最終更新日:2019-09-17 16:00:08

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