1980~90 年代に若者たちのリアルな恋や友情を描く マンガを数多く生み出し、今も尚、熱狂的なファンを持つ漫画家・岡崎京子が 1989 年に刊行した同名作品を原作にした、映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』。脚本・監督は映画『PARKS パークス』(2017)、ドラマ「東京アリス」(2017)、「セトウツミ」(2017)、「声ガール」(2018)や、多くのCM・MV を手がける瀬田なつき。瀬田監督は物語の舞台を現代に置き換え、スクラップ&ビルドを繰り返す街で、未来への不安を抱えつつも「今」を生きる若者たちを、ファンタジックでポップな世界観で映画化しました。2020 年秋・新宿ピカデリー他にて全国公開。映画ファン、各界より多くの反響を呼んだ特報映像に続き、この度メインキャストと WEB ビジュアル第一弾「夜のふたり」が解禁となった。注目の W 主演・山田杏奈と鈴木仁、そして瀬田なつき監督のコメントも併せて公開となった。
時代が、街が変わっても、「好き」の気持ちは、しぶとく残る。
——恋するふたりの小さな助走の物語
主人公・渋谷ハルコ役を演じるのは、映画『小さな恋のうた』(2019)で第 41 回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞し、“次世代ヒロイン”と呼び声が高い山田杏奈。神奈川ケンイチ役を演じるのは 「3 年 A 組-今から皆さんは、人質です-」(19/NTV)など映画・ドラマの話題作に続々と出演し、『のぼる小寺さん』(2020)のほか待機作を多数控え、本作が映画初主演となる鈴木仁。何者にも染まっていないハルコとケンイチが、恋に潜む葛藤や喜びを通じて大人になっていく姿を、令和を牽引する若手俳優ふたりが等身大で演じている。
W 主演情報に併せて公開された WEB ビジュアル第一弾「夜のふたり」では、夜の街に佇むハルコとケンイチの姿がとらえられています。まるで少年少女たちの成長を急かすように、空へと伸びていくビルが建ち並ぶ街を舞台に、ハルコとケンイチはどのような恋をして、どのように変わっていくのか…。コドモからオトナへと助走をするふたりの物語に期待が高まるビジュアルとなっている。
山田杏奈コメント
いつも力に溢れているけどどこか苦しくて分からなくて。
そんな青春の時を戸惑いながら、走るように生きるハルコとケンイチがとても愛おしいです。
岡崎京子さんの原作と瀬田なつき監督の世界観の融合、すごく刺激的な時間でした。
ぜひ楽しみにして頂けたら嬉しいです。
鈴木仁コメント
行動が読めなくて、一見変わってる男の子。
でもその内にある、目には見えないケンイチらしい真っ直ぐさを残せるように演じました。
ケンイチとハルコ、2 人の中に流れる特別な時間を、ぜひ皆さんに感じていただけたら嬉しいです!
瀬田なつきコメント
岡崎京子さんの、あの突き刺さる言葉たちが、現在の「東京」の街を、素晴らしい、
キャスト、スタッフとともに、自由に駆け巡る、唯一無二の映画になったと思います。
笑顔でどんな無茶にも前向きに楽しんで演じてくれる山田杏奈さんがいたから、安心していろいろ
なことに、みんなで挑戦できました。鈴木仁くんは、リハーサルもたくさんしましたが、本人の、
掴みどころのない魅力は、すでにケンイチでした。
あやふやな未来に向かうふたりを、不器用で、大胆で、美しい、かれらの冒険を、
映画に収めることは、本当に楽しかったです。