日本でも絶大な人気を誇る世界的ハリウッド・スターブラッド・ピットが初めて宇宙に挑み、「メン・イン・ブラック」シリーズや日本のCMでもお馴染みのトミー・リー・ジョーンズをはじめとする超豪華な共演陣が話題となっている『アド・アストラ』が2019年9月20日(金)より公開となる。本作は、世界的人気俳優ブラッド・ピット演じる主人公ロイ・マグブライドが、宇宙の彼方で消息を絶った父と、その謎の“答え”を探すために宇宙へと旅立つ、衝撃の“救出”ミッションを描くエンターテインメント大作。
このたび、現地時間 8月29日(木)イタリアにて開催された第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、本映画祭で世界初お披露目となった。更に主演のブラッド・ピットをはじめ、リヴ・タイラー、ルース・ネッガら豪華キャスト陣の他、ジェームズ・グレイ監督が参加するレッドカーペット・セレモニーが華々しく執り行われ、同日開催となった記者会見にも登壇した。
会場前に敷かれたレッドカーペットの周りには、ブラッド・ピットをカメラに収めようとするマスコミと会場に駆け付けた多くのファンで溢れ返った。黒いタキシードに蝶ネクタイ姿のブラッド・ピットや、黒のロングドレス姿のリヴ・タイラー、そしてルース・ネッガらが登場すると、会場からは地鳴りのような歓声が沸き起こり一斉にフラッシュが焚かれた。ピットらは集まったファン一人一人に丁寧にファンサービスをしながら、スクリーニング会場へ向かった。
本映画祭が初の公式上映となったプレミア上映には、ピットの最新作をいち早く観ようと集まったマスコミで超満員となり、改めて注目度の高い作品であることを物語った。上映後にはスタンディングオベーションも沸き起こるなど、作品の完成度の高さを裏付けた。更に同日行われた公式会見では、開始2時間以上も前からマスコミの長蛇の列ができ、入りきれないメディアが出るほど、映画祭史上類をみない大盛況となった。
本作で主演・製作を務めたピットは、第64回ベネチア国際映画祭(2007年)で自身が主演を務めた『ジェシー・ジェームズの暗殺』でボルピ杯(最優秀男優賞)を受賞するなど、本映画祭とも深いつながりを持っている。ピットは「本作はこれまで自分が手がけてきた作品の中でも最もチャレンジングな作品だったと言わざるを得ません。3年前、監督と最初に本作について語った方向性そのままの作品が出来上がり、大変満足のいく出来となりました。」と語った。また、ブラッド・ピット演じるロイの恋人役を演じたリヴ・タイラーは「私のキャラクターはロイの記憶や夢の中で登場するの。そしてこの物語はロイと父との関係が多く描かれているわ。」とその全貌の一端を明かした。
本映画祭で華々しくお披露目された本作は、『ムーンライト』(16)や『それでも夜は明ける』(13)など、数々のオスカー作品を生み出し続ける製作会社PLAN Bの作品。更に監督を務めたジェームズ・グレイも『リトル・オデッサ』(94)で本映画祭の“銀獅子賞”を受賞していることもあり、“金獅子賞”への期待も益々高まっている。