日時:7月30日(火)
場所:大阪ステーションシティシネマ スクリーン10
登壇者:三吉彩花、矢口史靖監督 ゲスト:十文字幻斎(催眠術師)
日本公開を待たずして世界中からリメイク&公開のオファーも殺到しているコメディ・ミュージカル『ダンスウィズミー』。海外映画祭に加え日本中の試写会に登壇し、ハッピーと笑いの輪を広げてきた主演・三吉彩花と矢口史靖監督が、大阪で開催されたトーク&スペシャル催眠術ショー付き特別試写会に登場した!
大きな拍手の中迎え入れられると、開口一番、上映中の会場内を見ていた矢口監督は「大阪の方はノリがいいですね!」と会場に語りかけると、本作について「ずっとミュージカル映画を好きで観続けてきたんですが、ミュージカル映画特有の急に人が歌い踊り出しても、周囲の人はスルーしてストーリーがどんどん展開していく様に、僕自身がずっと違和感を感じていました。同じように違和感を感じミュージカル苦手と言う方もいるので、今回はミュージカルが苦手な方にも好きな方にも、どちらにも楽しんで観てもらえるような作品に挑戦しました」と想いを打ち明けた。三吉は今だから言える大変だったことについて「一生懸命歌とダンスを練習していたんですが、主演というプレッシャーに打ち勝つことがなかなかできず、入院も経験してしまいました。でもそれは決してマイナスなことではなく、その入院期間もベッドで考えをめぐらし、監督や周囲の方からの期待に応えなきゃと思え、どんどんエンジンがかかってきて頑張ろうと思えました」とプレッシャーの中、奮起したことを明かした。
そんな三吉の努力が開花し、世界中で称賛の声が相次いでいることについて矢口監督は、「ミュージカルの本場ニューヨークで、もしウケなかったらどうしようと思っていたんですが、ミュージカルのシーンになる度に大きな歓声が起こっていったんですね。つまり、ミュージカル本場のNYの方や、海外の方ですら、ミュージカルにちょっと変だなと思っているところがあるということを確認できてよかったです」と語り、本作に手ごたえを感じている様子。
また試写会でも好評だった、ムロツヨシ演じる“こズルい調査員の渡辺”とのシーンについて三吉は、「普段のムロさんの面白い感じがそのままで、本当にカメラが回っていない時もあのまんまでした。撮影中に一緒に焼き肉へ行ったときも私たちのことを笑わせてくれたり、ボケてくれたりと、裏表のない方でした」と話すと、矢口監督が「あのシーン27テイクもやったんですよね」とコメント。すると、すかさず三吉が「途中からわけがわからなくなってテイクを重ねていると、矢口監督がムロさんにえ?!って顔、やってみてと言うんですよ。それでムロさんがやると監督もこれが撮りたいんですみたいなこと言うんです。でも私、ムロさんと同じ顔じゃないからとわからない!と憤慨しちゃいました」と、浜辺の歌のシーンの裏エピソードを暴露すると爆笑が巻き起こり、矢口監督もたじたじに。
三吉、矢口監督のトークが盛り上がる中、“インチキ催眠術師”のマーチン上田(宝田明)に催眠術の指導を行った十文字幻斎が登場!本物の催眠術を観客にかけるということで、突然のサプライズに会場は大盛り上がり。三吉、矢口監督も交え、まずは、指が勝手に閉じていくという催眠術を披露すると、早速催眠術にかかった人が現れ、客席に驚きの声が上がる中、畳みかけるように次々と催眠術を披露していく十文字の腕に、三吉、矢口監督は関心した様子。大変な盛り上がりを見せた。
最後に、三吉が、「公開されたら是非もう一度映画館に観にきてくれたら嬉しいです!今日はありがとうございました」と挨拶すると、矢口監督は「今日観た映画の印象が催眠術ですっとんでしまった方、思い出してください!今日は映画を観に来たんですよ。友達、家族、知り合いなどいろいろな方を誘っていただき、この作品を分かち合っていただければ」とユーモアを交え挨拶し、本作にかける想いと精一杯PRをした。最後まで笑いあり、暴露トークあり、催眠ありの爆笑必至の特別試写会は、大歓声の中、幕を閉じた。