1月 8 日(日本時間)に発表された、第75回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(アニメーション部門)を受賞し、30以上の映画賞を総なめ! アカデミー賞の最有力候補作品として、“ピクサー史上最高傑作”との呼び声高い、ディズニー/ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』。このたび、陽気でカラフルな“死者の国”を舞台にした大冒険を描く本作の日本版声優を発表。主人公ミゲルがカラフルな“死者の国”で出会うガイコツのヘクター役に俳優の藤木直人、家族に音楽を禁じたミゲルのひいひいおばあちゃんイメルダ役に女優の松雪泰子が決定した。
藤木直人が演じるヘクターは、ミゲルが迷い込んだカラフルな“死者の国”で出会い、共に冒険する重要なキャラクター。日の出までに元の世界へ帰らないと<永遠に家族に忘れられてしまう>という最大のピンチに立たされたミゲルに手を差し伸べるのがガイコツのへクターだ。お調子者で陽気なヘクターだが、実は彼にも<家族に会いたい…>という切なる思いがあり、ミゲルに“ある願い”を託したいと考えていた。ディズニー/ピクサー声優初挑戦となる藤木は「ピクサー作品をやってみたいという想いがあったので、嬉しい反面、決まったからにはやらなきゃという責任感とプレッシャーがありました」と心境を告白。さらに家族がテーマの本作ということもありアフレコ時には「劇中では祭壇に家族の写真を飾ったりしていたので、アフレコの時には子供たちの写真を台本に貼ってやってました。」と家族思いのエピソードを明かした。
藤木を起用した理由をディズニー担当者は「ヘクターは陽気だけど心に傷を抱えていて、何より家族をとても大切に想い、会いたいと願っています。藤木さんは映画やドラマ、音楽活動など幅広く活躍しており、ヘクターの陽気さと孤独を併せ持つ難しい演技、家族を想う優しさの表現と、歌唱もお任せできると思いました。」と語っている。
また、松雪泰子が演じるミゲルのご先祖ガイコツ(ひいひいおばあちゃん)であるイメルダも、物語のカギを握る重要なキャラクターだ。イメルダは、<音楽>を選び家族を捨てたミュージシャンの夫との過去から、家族に<音楽>を禁じた。彼女は“死者の国”に迷い込んだミゲルが<音楽>が大好きなことを知り、今後一切<音楽>をやらなければ生きている世界に戻すと言うが…。ディズニー/ピクサー声優初挑戦となった松雪は本作について「なんといっても曲が素晴らしくて、聴いているだけで胸を打たれました。自然と涙がこぼれてくる力強さがあり、言葉もスッと魂に刺さってくるようでした。カラフルな色彩が全編通して続くのも観ていてワクワクしました」と絶賛。本作は“家族の絆”がテーマとなっていることから「家族とはいつもつながっている感覚があります。家系図を見てみたり、ひいひいおばあちゃんがどんな人だったのかという話を改めて聞いたときは、代々守ってきてくれたことによって今自分がここに存在できているんだなと思い、感謝の気持ちがすごくあります。」と家族への思いを告白。
ディズニー担当者は「イメルダは家族を愛していて、芯の強さを持った女性。情熱的な歌唱シーンもあります。松雪さんは映画、ドラマ、またミュージカルを含む舞台経験も豊富なことから、イメルダの強さ、厳しさの中にある家族への愛情を表現していただくことができる、また歌もお任せできると思いオファーしました。」と起用理由を述べた。
さらにミゲルが憧れる伝説の歌手デラクルスには劇団☆新感線出身の俳優橋本さとしが決定。デラクルスは生前に名曲「リメンバー・ミー」を遺した伝説の国民的ミュージシャン。ミゲルは「リメンバー・ミー」の曲が大好きで、いつも屋根裏部屋でこっそりデラクルスの映像を見てギターの練習をしているのだ。ある日ミゲルはデラクルスを自分の“ひいひいおじいちゃん”だと思い大興奮!霊廟に飾られていた彼のギターを奏でた瞬間、“死者の国”に迷い込んでしまう。そしてすでに発表されているが、主人公ミゲル役には歌とダンスの才能を開花させている13歳の石橋陽彩(いしばしひいろ)君が決定している。石橋君はテレビ番組「『sing! sing! sing!』世紀の歌声!生バトル日本一の歌王決定戦」のジュニア部門でグランプリを獲得、数々のテレビ番組に出演し、人々の心を感動させる“奇跡の歌声”と絶賛。演技と歌の実力を兼ね備えた実力派俳優たちが抜擢された日本版声優たちにも注目が集まりそうだ。
全米では 11 月 22 日に公開され、3週連続1位の大ヒット。国も文化も超えて、“家族”をテーマにした物語が、世界中の観客を感動の渦に巻き込み、メキシコでは歴代興収1位に。中国では 204億円もの興行収入を記録し、全世界興行収入は665億円を突破(1 月 8 日現在。1 ドル=113 円換算)。アカデミー賞に向けた賞レースでもひと際存在感を発揮しており、ますます目が離せない。映画『リメンバー・ミー』は3月16日(金)より全国公開。
へクター役:藤木直人 コメント
■ディズニー/ピクサー最新作の声優に決まったときの心境を教えてください。
オーディションがあると聞いてチャレンジしました。実際やってみたら、動いているものに対して声を当てるという作業は初めての経験でしたのですごく難しくて…。ディズニー/ピクサー作品で吹替えをやってみたいという想いがあったので、とても嬉しい反面、決まったからにはやらなきゃという責任感とプレッシャーがありました。
■本作をご覧になられた感想を教えてください。
感動的な素晴らしいストーリーでした。マネージャーと男二人で見ていたので何とか泣かなかったですが、一人で見ていたら泣いていたと思いますね。(笑)色々な年代の人が楽しめて、心に染み入る話なんじゃないかな。子供が見ても楽しんでもらえると思いますし、それぞれの世代で感じる部分があって、いろんな見方ができる作品だと思いました。人生についてや、生と死についてが描かれているので、どんな年代の方も考える部分、感じる部分があると思います。
■本作を観に映画館に行くとしたら誰と一緒に見に行きたいですか?
子供と一緒に観たいですね。作品に父親が出るのは、きっと楽しんでくれると思いますし。今回は家族をテーマにした話で、劇中では祭壇に家族の写真を飾ったりしていたので、アフレコの時には子供たちの写真を台本に貼ってやってました。
■本作は家族の大切さや、世代を超えた家族のつながりが描かれておりますが、藤木さんが家族と繋がっていると感じたエピソードや出来事があれば教えてください。
岸谷五朗さんにお子さんが生まれた時、それまでは 180 度しか見えていなかったものが、360 度別の視点を持つことが出来たとお話をされていて、僕はその時点で子供がいなかったので、そんなものなのかなと思っていました。ですが、自分の子供が生まれたら、親はこういう風に思っていたのかな、愛を注いでくれていたのかな、ということがすごく分かってきました。やはり子供には無償の愛を注ぐけど、子供はそんな事は気付かずに大きくなっていきますが、家族というのはこうやってどんどんつながっていく。自分の子供たちもいつか親になるかもしれないし、そのときに僕の気持ちを分かってくれるかもしれないし、そうやって受け継がれていくものなのだと思いましたね。
イメルダ役:松雪泰子 コメント
■ディズニー/ピクサー最新作の声優に決まったときの心境を教えてください。
お話をいただいて、すごく嬉しかったです。今回は歌があるということでしたので、すごく嬉しかったと同時に緊張もしました。頑張らなきゃなと思いました。
■本作をご覧になられた感想を教えてください。
なんといっても曲が素晴らしくて、聴いているだけで胸を打たれました。自然と涙がこぼれてくる力強さがあり、言葉もスッと魂に刺さってくるようでした。例えるなら子供のころにおもちゃ箱を開けてキラキラした宝石がたくさん詰まっているものを見て嬉しかった感覚と同じような、カラフルな色彩が全編を通して続くのも観ていてワクワクしました。
■本作を観に映画館に行くとしたら誰と一緒に見に行きたいですか?
家族全員で行きたいと思います。両親と自分の息子、甥っ子も小学生なので、みんなで行けたら楽しいだろうなと思います。
■本作では家族の大切さや何世代にもわたる家族のつながりが描かれていますが、松雪さんが家族とつながっているなと感じたエピソードや出来事はありますか?
家族とは、いつもつながっている感覚があります。一番の味方でいてくれる存在です。親の世代、そのまた親の世代がどんな思いで子供たちを育ててきたのかということを、自分が子育てをするとより強く感じたりすることがあります。家系図を見てみたり、ひいひいおばあちゃんがどんな人だったのかという話を改めて聞いたときは、代々守ってきてくれたことによって、今自分がここに存在できているんだなと思い、感謝の気持ちがすごくあります。